iPadの容量はどれを選ぶ?用途別に考える何GBが必要かの目安
iPadの容量は、使い方でほぼ決まります。私の目安は次のとおりです(Appleが示した数値ではなく、用途から考えた目安です)。
- 閲覧・動画視聴・ノート中心:128GB〜256GB
- イラスト:256GB以上
- 動画編集:512GB以上。素材は外付けストレージに逃がす前提
iPadの内蔵ストレージは、購入後に増やせません。迷ったら、今の使い方で足りる容量に、1段階だけ余裕を足して選ぶのが無難です。
自分の使い方だと何GBが必要かは、機種と使い方を選ぶだけで確認できます。
用途別の目安は、この表で決まる
| 用途 | 目安 | 容量が増える原因 |
|---|---|---|
| 閲覧・動画視聴 | 128〜256GB | 動画のダウンロード保存 |
| 手書きノート・PDF | 128〜256GB | 資料PDFや録音の蓄積 |
| イラスト | 256GB以上 | 作品データ、ブラシ素材 |
| 動画編集 | 512GB以上 | 撮影素材、書き出し動画 |
数値はあくまで目安です。同じ「イラスト」でも、1枚あたりの作品データの大きさは、キャンバスの大きさやレイヤー数で大きく変わります。
機種によって選べる容量は違う
先に確認しておきたいのは、機種ごとに選べる容量が違うことです。Appleの公式ページで確認した現行モデルの容量は次のとおりです。
| 機種 | 選べる容量 | 備考 |
|---|---|---|
| iPad(A16) | 128GB / 256GB / 512GB | |
| iPad mini(A17 Pro) | 128GB / 256GB / 512GB | |
| iPad Air(M4) | 128GB〜1TB | 128 / 256 / 512GB / 1TB |
| iPad Pro(M5) | 256GB〜2TB | 256 / 512GB / 1TB / 2TB |
Proには128GBがありません。「閲覧中心だから128GBで十分」と考えている人は、Proを選ぶ時点で最低でも256GBを買うことになります。
閲覧・動画視聴中心なら、128GBで足りる
Webやアプリ、ストリーミング動画が中心なら、128GBで困る場面は多くありません。容量を圧迫しやすいのは、次の2つです。
- ドラマや映画を、オフライン用にダウンロードして保存する
- 容量の大きいゲームを複数入れる
この2つに当てはまるなら256GBを選んでおくと安心です。
ノート中心は、PDFと録音の量で決まる
手書きのノートそのものは、画像や動画に比べて小さく収まる傾向があります(こちらは私の見込みです)。容量に差が出るのは、次のようなデータを端末内に置くかどうかです。
- 講義や授業のPDF資料を大量に保存する
- 講義の録画や録音を残す
- 写真や動画も同じiPadで撮る
資料はクラウドに置いて、使うときだけ開く運用なら128GBでも回ります。端末内にためる運用なら256GBが安心です。クラウドと外付けSSDのどちらが得かは、ストレージコストの診断ツールで比較できます。
イラストは256GB以上、作品が増えるほど効く
イラストは、作品データが1つずつ大きくなり、数がたまるほど容量を使います。キャンバスが大きいほど、レイヤーが多いほど、1作品の容量は増えます。さらに、ブラシや素材、書き出した画像も加わります。
趣味で描くなら256GBが一つの目安です。仕事で描き続ける人や、作品を端末内に残したい人は、512GB以上を検討してください。
動画編集は512GB以上、素材は外付けに逃がす
動画編集は、4Kなど画質を上げるほど、素材1本の容量が大きくなります。撮影素材と書き出し動画の両方を内蔵に置くと、すぐに足りなくなります。
そのため、内蔵は512GB以上を確保します。そのうえで、完成した作品や使い終わった素材は、USB-C接続のポータブルSSDに移す運用が現実的です。外付けストレージの使い方は機種や使うアプリで異なるため、購入前に、使いたいアプリが対応しているかを確認してください。
容量を上げて性能も変わるのは、iPad Proだけ
iPad Proは、容量によって中身の構成も変わります。Appleの公式情報では、次のとおりです。
| Pro(M5)の容量 | メモリ | CPUコア |
|---|---|---|
| 256GB / 512GB | 12GB | 9コア |
| 1TB / 2TB | 16GB | 10コア |
つまり、Proの1TB以上は「容量が多い」だけでなく、メモリとCPUコアも増えます。一方、Airでは、容量によるメモリの違いは記載されていません(M4搭載モデルは12GB)。重い作業をするために1TBを選ぶ、という考え方はProでのみ成り立ちます。
表示される容量は、購入した容量より少ない
Appleの購入ページには、実際にフォーマットされた容量は表示容量を下回ると書かれています。iPadOSなどのシステム自体も容量を使うため、128GBを買っても、128GBまるごとは使えません。ぎりぎりで選ばず、余裕を見てください。
買う前に、今の使用量を確認する
今のiPadやiPhoneを使っているなら、使用量が一番確かな手がかりです。ストレージの確認方法と、空きを増やす手順は、Appleのサポートに「iPadでストレージを管理する」としてまとめられています。使用量の半分以上が埋まっているなら、次は1段階上の容量を選ぶ目安になります。
何年使うかで、選ぶ容量は変わる
3年使うのか、5年使うのかで、必要な余裕は変わります。アプリやデータは年々増えるためです。使える期間の目安は、製品の寿命・サポート期間の診断ツールで確認できます。
そもそもどの機種を選ぶか迷っている場合は、使い方と予算の考え方から候補を絞れます。