Studio Displayのモニターアーム対応|VESAマウントアダプタ版とスタンド版の違い
Studio Displayにモニターアームを付けたい場合は、購入時に「VESAマウントアダプタ」の構成を選びます。Appleの公式ページで、VESA規格(100×100mm)への対応が明記されているのはこの構成だけです。
標準の「傾きを調整できるスタンド」と、オプションの「傾きと高さを調整できるスタンド」は本体に固定された専用スタンドです。アームを付けられると読める記載は、公式ページに見当たりませんでした。
買ったあとで構成を変えることもできますが、有料で、Apple Storeなどへの持ち込みが必要です。
自分のデスクとアームの組み合わせで取り付けられるかは、診断ツールで確認できます。
アームに付けられるのはVESAマウントアダプタ版だけ
Studio Displayは、購入時に次の3つから「足まわり」を選ぶ仕組みです。
- 傾きを調整できるスタンド(標準)
- 傾きと高さを調整できるスタンド(オプション)
- VESAマウントアダプタ(オプション)
Appleは、VESAマウントアダプタについて「VESA規格に準拠した100×100mmの壁掛け用マウント、デスク用マウント、スタンド、多関節アームに対応」と案内しています。
スタンド版にVESA規格のネジ穴がある、という記載は公式の仕様ページでは確認できませんでした。そのため、アームを使う予定があるなら、最初からVESA版を選ぶのが確実です。
なお、VESA(ベサ)とは、ディスプレイ背面のネジ穴の間隔を決めた業界共通の規格です。この規格に合うアームなら、メーカーが違っても取り付けられます。
VESAマウントアダプタ版の仕様(100×100mm・重量)
Appleの仕様ページで確認できた内容は次のとおりです。
- 対応規格は100×100mmのVESA
- 縦向き・横向きのどちらでも取り付け可能(Macの設定でも画面の向きを切り替えられます)
- 本体サイズはアダプタ込みで高さ36.2cm、幅62.3cm、奥行き3.1cm
- 重量は5.4kg(スタンド版より軽い構成です)
重量について、Appleは「構成や製造工程により異なる」と注記しています。2022年発売モデルの仕様ページでは、VESA版は5.5kgと記載されています。数値は目安として扱い、少し余裕を見て考えてください。
スタンド版との違いを比べると
| 構成 | 角度・高さの調整 | 重量 | アーム取り付け |
|---|---|---|---|
| 傾き調整スタンド | 傾き −5°〜+25° | 6.3kg | VESA対応の記載なし |
| 傾き・高さ調整スタンド | 傾き −5°〜+25°、高さ105mm | 7.6kg | VESA対応の記載なし |
| VESAマウントアダプタ | アーム側で調整 | 5.4kg | 100×100mmに対応 |
スタンド版は、置くだけで使えて、角度や高さの調整もスタンド内で完結します。VESA版は、アームやマウントを自分で用意しない限り、机の上に自立させることができません。スタンドの代わりにアダプタが付く構成のためです。
購入後にスタンドからVESA版へ変更できる?
変更できます。Appleのサポートページには、次の内容が書かれています。
- スタンドまたはVESAマウントアダプタは、購入後に別の選択肢へ変更できる
- 変更できる場所は、Apple Store、Apple正規サービスプロバイダ、独立系修理業者
- 部品代とサービス料金がかかる
料金の金額は公式ページに載っていません。Apple Storeなどに問い合わせて確認してください。
買ってから「やっぱりアームにしたい」となると、費用と持ち込みの手間がかかります。使い方が決まっているなら、購入時に選ぶ方が手間はかかりません。
選ぶアームは耐荷重に余裕のあるものを
Appleの公式ページには、アーム側に求める耐荷重(支えられる重さ)の条件が書かれていません。そのため、ここからは私の考えです。
- 本体は約5.4kgなので、耐荷重がそれを下回るアームは使えません
- 重量表記の誤差や、のちのち周辺機器を追加する可能性を考えると、数kg程度の余裕があるアームが安心です
- ガス圧式のアームは、軽すぎる画面だと動きが不安定になるものがあります。仕様に「最小耐荷重」があるか確認してください
- 27インチ・5Kで幅が約62cmあるため、対応画面サイズも見ておきます
商品の見つけ方としては、VESA 100×100対応のモニターアームで、耐荷重と対応サイズの表記を比べるのが早道です。
デスク全体の予算の中でアームにどこまでかけるかは、デスク予算の診断で整理できます。
新型と旧型で変わる点
Studio Displayは2026年3月に新世代が発表されました。ポートがThunderbolt 5になり、2022年モデルは生産を終えて、在庫が一部の店舗で流通している状況だと報じられています。
VESAの規格(100×100mm)については、どちらの世代の仕様ページでも同じ記載です。ただ、新型はApple silicon搭載のMacが必要です。MacとStudio Displayの接続条件は、Mac 画面増設・ドック要件診断でも確認できます。
なお、Studio Display XDRにもオプションのVESAマウントアダプタがありますが、この記事で書いた数値はStudio Displayのものです。