Apple WatchでMacのロックを解除できない時に確認する条件と設定

2026/10/6PR

Apple WatchでMacのロックが解除できない原因の多くは、「条件が1つ欠けている」か「再起動後の初回ログインだった」のどちらかです。後者は故障ではなく、仕様どおりの動きです。

Appleが公開している条件は、次の5つです。同じApple Accountでサインインしている、2ファクタ認証がオン、Apple Watchにパスコードを設定している、MacのWi-FiとBluetoothがオン、Macの設定で機能がオンになっている。この記事では、この順に確認できるよう整理しました。

自分のMacとApple Watchの組み合わせで使えるかどうかは、先に診断ツールで調べると早く済みます。

手持ちのMacとApple Watchで、ロック解除が使えるかを先に確認できます。

連携機能診断で使える機能を調べる

解除に必要な条件は5つ。1つでも欠けると使えない

Apple公式の案内では、次の条件がそろっている必要があります。

条件確認する場所見るポイント
Apple AccountMac/iPhoneの設定MacとApple Watchで同じアカウント
2ファクタ認証Apple Accountの設定オンになっている
Apple WatchのパスコードiPhoneのWatchアプリパスコードを設定済み
Wi-FiとBluetoothMacのコントロールセンターどちらもオン
Macの設定システム設定Apple Watchのスイッチがオン

さらに、使うときはApple Watchを手首に着けてロックを解除した状態にし、Macに近づける必要があります。腕から外したままや、ロックがかかったままでは反応しません。

Macで機能をオンにする場所

macOS Ventura 13以降では、「システム設定」の「Touch IDとパスワード」(機種によっては「ログインパスワード」)を開き、Apple Watchの名前の横にあるスイッチをオンにします。Apple Watchを複数持っている場合は、ロック解除に使うものを選びます。macOS 12以前は、「システム環境設定」の「セキュリティとプライバシー」にある一般タブで設定します。

再起動・ログアウトの直後は、パスワード入力が正しい動作

Macの電源を入れた直後、再起動した直後、ログアウトした直後は、最初の1回だけパスワードを手で入力する必要があります。Appleもこの動作を案内しています。

最初のログインを済ませたあとは、スリープ解除のたびにApple Watchでログインできます。「再起動したらWatchで開かなくなった」という場合は、まずパスワードで1回ログインしてみてください。

使えない組み合わせ

次のどれかに当てはまると、設定を直しても解除できません。

  • 古いMac:Appleの案内では、対応するのは2013年後半発売のMacBook Pro以降、その他のMacは2013年以降の発売モデルです。2013年より前のMacは使えません。
  • Apple Watchを着けていない、またはロック中:手首から外した状態や、ロックされた状態では反応しません。
  • 2ファクタ認証がオフのApple Account:オンにしたうえで、Macの設定を入れ直します。
  • Apple Watchのパスコードが未設定:パスコードなしでは使えません。
  • MacとApple Watchでアカウントが別:同じApple Accountでサインインする必要があります。

Macが対応しているかは、Optionキーを押しながらアップルメニューの「システム情報」を開き、サイドバーの「Wi-Fi」で確認できます。右側に「Auto Unlock: Supported」と表示されていれば対応しています。表示は英語のままです。

OSについては、Apple Watch側はwatchOS 3以降の全モデルが対象です。Mac側の基本要件はmacOS High Sierra 10.13以降です。Apple Watch Series 2以前は、macOS Sierra 10.12以降で利用できます。

条件を満たしているのに解除できない時の手順

Apple公式の対処法を、試しやすい順に並べました。

  1. Apple Watchのロックを解除して手首に着け、Macのすぐ近くまで寄せる
  2. Macの設定でApple Watchのスイッチをオフにし、Macを再起動してから、もう一度オンにする
  3. macOSとwatchOSを最新にアップデートする
  4. Macの「インターネット共有」と「画面共有」がオンなら、オフにする(どちらも初期設定ではオフ)

2の「オフにして再起動してオンに戻す」手順で直ることが多いため、1に続けて最初に試すのがおすすめです。

管理者パスワードの画面は、サイドボタン2回で承認できる

ロック解除とは別に、Macで管理者パスワードの入力を求められる場面があります。このときは、Apple Watchのサイドボタンをダブルクリックして承認できる場合があります。承認するとパスワードが自動で入力されます。

この機能には、watchOS 6以降とmacOS Catalina 10.15以降が必要です。ロック解除はできるのに、管理者パスワードの承認だけ使えない場合は、OSのバージョンを確認してください。

古いApple Watchでアップデートできない時の考え方

対処法の3つ目にある「watchOSの更新」が、手持ちのApple Watchではできない場合があります。その場合は、最新のOSに更新できない状態が続くため、ほかの原因を先に切り分けましょう。

Apple Watchを買い替えるべきか迷うときは、あと何年使えるかを目安にできます。

手持ちのApple Watchが、あと何年OSのサポートを受けられるか調べられます。

製品の寿命・サポート期間を診断する

Apple Watchに頼らず、Macのロックを開く方法

どうしても安定しない場合は、別の方法でロックを開く選択肢もあります。Touch IDを搭載したMacなら、指紋でロックを解除できます。Touch IDのないデスクトップMacの場合は、Touch ID対応のキーボードを使える機種もあります。対応するMacの条件は、購入前に製品ページで確認してください。価格は購入ページで確認してください。

参考にした公式情報

この記事について

ガジェットKASHIWAGI公開日:2026/10/6