Apple WatchでMacのロックを解除できない時に確認する条件と設定
Apple WatchでMacのロックが解除できない原因の多くは、「条件が1つ欠けている」か「再起動後の初回ログインだった」のどちらかです。後者は故障ではなく、仕様どおりの動きです。
Appleが公開している条件は、次の5つです。同じApple Accountでサインインしている、2ファクタ認証がオン、Apple Watchにパスコードを設定している、MacのWi-FiとBluetoothがオン、Macの設定で機能がオンになっている。この記事では、この順に確認できるよう整理しました。
自分のMacとApple Watchの組み合わせで使えるかどうかは、先に診断ツールで調べると早く済みます。
手持ちのMacとApple Watchで、ロック解除が使えるかを先に確認できます。
解除に必要な条件は5つ。1つでも欠けると使えない
Apple公式の案内では、次の条件がそろっている必要があります。
| 条件 | 確認する場所 | 見るポイント |
|---|---|---|
| Apple Account | Mac/iPhoneの設定 | MacとApple Watchで同じアカウント |
| 2ファクタ認証 | Apple Accountの設定 | オンになっている |
| Apple Watchのパスコード | iPhoneのWatchアプリ | パスコードを設定済み |
| Wi-FiとBluetooth | Macのコントロールセンター | どちらもオン |
| Macの設定 | システム設定 | Apple Watchのスイッチがオン |
さらに、使うときはApple Watchを手首に着けてロックを解除した状態にし、Macに近づける必要があります。腕から外したままや、ロックがかかったままでは反応しません。
Macで機能をオンにする場所
macOS Ventura 13以降では、「システム設定」の「Touch IDとパスワード」(機種によっては「ログインパスワード」)を開き、Apple Watchの名前の横にあるスイッチをオンにします。Apple Watchを複数持っている場合は、ロック解除に使うものを選びます。macOS 12以前は、「システム環境設定」の「セキュリティとプライバシー」にある一般タブで設定します。
再起動・ログアウトの直後は、パスワード入力が正しい動作
Macの電源を入れた直後、再起動した直後、ログアウトした直後は、最初の1回だけパスワードを手で入力する必要があります。Appleもこの動作を案内しています。
最初のログインを済ませたあとは、スリープ解除のたびにApple Watchでログインできます。「再起動したらWatchで開かなくなった」という場合は、まずパスワードで1回ログインしてみてください。
使えない組み合わせ
次のどれかに当てはまると、設定を直しても解除できません。
- 古いMac:Appleの案内では、対応するのは2013年後半発売のMacBook Pro以降、その他のMacは2013年以降の発売モデルです。2013年より前のMacは使えません。
- Apple Watchを着けていない、またはロック中:手首から外した状態や、ロックされた状態では反応しません。
- 2ファクタ認証がオフのApple Account:オンにしたうえで、Macの設定を入れ直します。
- Apple Watchのパスコードが未設定:パスコードなしでは使えません。
- MacとApple Watchでアカウントが別:同じApple Accountでサインインする必要があります。
Macが対応しているかは、Optionキーを押しながらアップルメニューの「システム情報」を開き、サイドバーの「Wi-Fi」で確認できます。右側に「Auto Unlock: Supported」と表示されていれば対応しています。表示は英語のままです。
OSについては、Apple Watch側はwatchOS 3以降の全モデルが対象です。Mac側の基本要件はmacOS High Sierra 10.13以降です。Apple Watch Series 2以前は、macOS Sierra 10.12以降で利用できます。
条件を満たしているのに解除できない時の手順
Apple公式の対処法を、試しやすい順に並べました。
- Apple Watchのロックを解除して手首に着け、Macのすぐ近くまで寄せる
- Macの設定でApple Watchのスイッチをオフにし、Macを再起動してから、もう一度オンにする
- macOSとwatchOSを最新にアップデートする
- Macの「インターネット共有」と「画面共有」がオンなら、オフにする(どちらも初期設定ではオフ)
2の「オフにして再起動してオンに戻す」手順で直ることが多いため、1に続けて最初に試すのがおすすめです。
管理者パスワードの画面は、サイドボタン2回で承認できる
ロック解除とは別に、Macで管理者パスワードの入力を求められる場面があります。このときは、Apple Watchのサイドボタンをダブルクリックして承認できる場合があります。承認するとパスワードが自動で入力されます。
この機能には、watchOS 6以降とmacOS Catalina 10.15以降が必要です。ロック解除はできるのに、管理者パスワードの承認だけ使えない場合は、OSのバージョンを確認してください。
古いApple Watchでアップデートできない時の考え方
対処法の3つ目にある「watchOSの更新」が、手持ちのApple Watchではできない場合があります。その場合は、最新のOSに更新できない状態が続くため、ほかの原因を先に切り分けましょう。
Apple Watchを買い替えるべきか迷うときは、あと何年使えるかを目安にできます。
手持ちのApple Watchが、あと何年OSのサポートを受けられるか調べられます。
Apple Watchに頼らず、Macのロックを開く方法
どうしても安定しない場合は、別の方法でロックを開く選択肢もあります。Touch IDを搭載したMacなら、指紋でロックを解除できます。Touch IDのないデスクトップMacの場合は、Touch ID対応のキーボードを使える機種もあります。対応するMacの条件は、購入前に製品ページで確認してください。価格は購入ページで確認してください。