Time Machineのバックアップ先は何TBが必要? 容量の決め方
Time Machineのバックアップ先は、Macのストレージ容量の2倍以上が目安です。これはAppleのサポートページに書かれている基準で、1TBのMacなら2TB以上のディスクが理想とされています。
基準になるのは、Macの「使用量」ではなく「ストレージ容量」です。たとえば容量1TBのMacに300GBしか入っていなくても、公式の目安は2TB以上のままです。
ここでは容量別の早見表と、使用量が少ない場合の考え方、ディスクがいっぱいになったときの動きを整理します。
Macの容量別、バックアップ先の目安
Appleの「容量の2倍以上」を、Macの内蔵ストレージ別に当てはめると次のとおりです。実際に買うときは、この数字以上で、手に入る容量に切り上げて選びます。
| Macの内蔵ストレージ | バックアップ先の目安 |
|---|---|
| 256GB | 512GB以上 |
| 512GB | 1TB以上 |
| 1TB | 2TB以上 |
| 2TB | 4TB以上 |
| 4TB | 8TB以上 |
バックアップ先を決める前に、Mac本体の容量が足りているかも確認しておくと安心です。買い替え前の方は、先に内蔵容量を決めてしまうと、バックアップ先の容量も自動的に決まります。
自分のMacに必要な内蔵容量から調べたいときは、データの種類で診断できます。
使用量が少なくても、基準はストレージ容量
Appleの案内は「Macのストレージ容量の2倍以上」という書き方で、使用量を基準にした目安は示されていません。
ここからは公式情報ではなく、私の推測です。最初のバックアップにはMacのデータがすべて入ると説明されているので、少なくとも使用量と同じだけの空きは必要です。そのうえで、ファイルを変更するたびに履歴が積み重なっていきます。使用量の少ないMacなら、容量の2倍より小さいディスクでも動く可能性はありますが、保存できる履歴は短くなります。
迷ったら、公式の目安である2倍以上を選ぶのが確実です。
ディスクが満杯になると、古いバックアップから消える
Time Machineは、次の間隔でバックアップを保持します。
- 過去24時間分は、1時間ごと
- 過去1か月分は、毎日
- それより前は、1週間ごと
バックアップ先がいっぱいになると、一番古いバックアップから自動的に削除されます。つまりバックアップ先の容量は、「どれだけ過去までさかのぼれるか」を決める数字でもあります。容量が足りなくなると、Macから通知も出ます。
除外設定で、必要な容量を減らせる
バックアップに入れなくてよいものは、Time Machineの設定の「オプション」から除外できます。動画の素材置き場や、別の場所にも保管してあるデータなどが候補です。
また、macOSのインストール時に入るシステムファイルやアプリは、バックアップの対象外です。そのため、Macの使用量がそのままバックアップ容量になるわけではありません。
バックアップ先は専用のディスクにする
Appleは、Time Machine専用のディスクを使うことを推奨しています。写真や仕事のファイルと同じディスクに混ぜると、バックアップが使える容量が減ってしまいます。
USBやThunderboltで接続する外付けストレージが使えます。大容量を安く確保したいなら外付けHDD、持ち運びや静音性を重視するなら外付けSSDが選択肢になります。価格は購入ページで確認してください。
複数のMacをバックアップするなら、台数分で考える
1台のディスクで複数のMacをバックアップする場合は、Macごとに「容量の2倍」を見込むのが安全です。これはAppleの明示的な基準ではなく、私の推測です。
Appleのページには、外付けデバイスにAPFSボリュームを追加し、Time Machine用と通常ファイル用に分ける方法が載っています。この場合も、Time Machine用のボリュームには「Macのストレージ容量の2倍」が必要とされています。
容量を増やすか、クラウドと併用するか
バックアップ先の容量を増やすほど、さかのぼれる期間は長くなります。一方で、ディスク代は上がります。写真や書類などの大切なデータだけをクラウドに置く手もあるので、外付けSSDとクラウドのどちらが安くなるかは、必要な容量と使う年数で変わります。
ディスク代を含めた全体の予算配分は、デスク予算でも整理できます。
外付けSSDとクラウドストレージ、どちらが得になるかは損益分岐点で比べられます。