MagSafe充電を25Wで使うには。必要なアダプタは30W以上
MagSafe充電を最大25Wで使うために、Appleが示しているアダプタの条件は「30W以上」(または15V/2.0A以上)です。私が確認した範囲では、この条件が35Wに変わったという記載は見つかりませんでした。
35Wという数字は、iPhone 18 Proの仕様欄にある「30分で最大50%充電」の測定条件に出てきます。25Wで充電するための条件とは別の話です。
25Wが出るのは、アダプタ・MagSafe充電器・iPhone本体の3つが揃ったときだけです。以下では、それぞれの条件を順に整理します。
25Wに必要なのは「30W以上」のアダプタ
Appleのサポートページ(MagSafe充電器の使い方)では、25Wの高速ワイヤレス充電に次の3つをすべて満たすことを求めています。
- 30W以上の電源アダプタ
- 15V/2.0A以上の電源アダプタ
- 型番が「A3502」「A3503」「A2580」「A3250」のいずれかのMagSafe充電器
「15V/2.0A」は、アダプタが出せる電圧と電流の組み合わせです。掛け算すると30Wになります。つまり「30W以上」と「15V/2.0A以上」は、同じ条件を別の書き方で示したものです。この計算は私の補足です。
出力の表記は、アダプタ本体の裏面や、箱の仕様欄で確認できます。
手持ちの充電器とケーブルで何Wまで出るか、機種ごとに確かめられます。
35Wはどこから来た数字?
iPhone 18 Proの仕様欄には、次の2つの記載があります。
- 約15分で最大50%充電:60W以上対応のアダプタとUSB-C充電ケーブルの組み合わせ(有線)
- 30分で最大50%充電:35W以上のアダプタとMagSafe充電器の組み合わせ
35Wは、2つ目の「30分で50%」を測るときの組み合わせとして書かれています。脚注によると、Appleの試験ではどちらも40Wのダイナミック電源アダプタ(モデルA3351)を使っています。
「35W以上」をそのまま探すと、条件を満たしていても買い足してしまうことがあります。すでに30W以上のアダプタを持っているなら、25Wの条件は満たしています。ただし、30分で50%という速度の目安に近づけたい場合は、35W以上のアダプタを使う、というのがAppleの記載に沿った読み方です。
25Wが出るiPhone、出ないiPhone
アダプタが条件を満たしていても、iPhoneの機種によって出る電力が変わります。Appleのサポートページの記載をまとめると、次のとおりです。
| iPhone | 最大電力 | 必要なアダプタ |
|---|---|---|
| 18 Pro / 18 Pro Max / 17 Pro / 17 Pro Max / 17 / 16 Plus / 16 Pro Max | 25W | 30W以上 |
| 16 / 16 Pro | 22.5W | 30W以上 |
| Air | 20W | 30W以上 |
| 17e / 15以前 | 15W | 20W以上 |
表の数字はどれも「ピーク時の最大電力」です。実際の電力は、iPhoneの温度や充電残量によって変わります。
iPhone 13 miniと12 miniは最大12Wで、9V/2.03A以上のアダプタが必要です。
20Wのアダプタでは25Wにならない
手持ちのアダプタが20Wの場合、25Wの条件(30W以上)は満たしません。Appleは、20W以上のUSB-C電源アダプタを15Wの高速充電の条件としています。
注意したいのは、25Wに対応した新しいiPhoneに20Wアダプタをつないだときの具体的な充電速度を、Appleのページが数値で示していない点です。「25Wより遅い」ことは条件から分かりますが、実際に何Wになるかは私は確認できていません。
古いアダプタでも、MagSafe充電器は動きます。Appleは、最低12W(5V/2.4A)のアダプタでも動作するが、充電は遅くなると説明しています。
結論は次のとおりです。
- 30W以上のアダプタがある:そのまま25W条件を満たす
- 20Wのアダプタしかない:使えるが、25Wにはならない
- 12W前後の古いアダプタ:動くが、かなり遅い
25Wを狙って買い足す場合は、30W以上のUSB-C出力を持つUSB-C電源アダプタを選べば条件を満たせます。仕様欄の「30分で50%」に近づけたいなら、35W以上を選ぶのが目安です。
25Wが出ないときに確認すること
アダプタが30W以上でも25Wにならないときは、次の点を確認してください。
MagSafe充電器の型番
充電器の本体またはケーブルに「A3502」「A3503」「A2580」「A3250」のいずれかが書かれているか見てください。「A2140」は、15W世代の型番としてAppleが挙げています。
置く順番
Appleは、MagSafe充電器を電源につないでからiPhoneを置くことを勧めています。先に置いてしまった場合は、いったん外して3秒待ってから置き直すと、最大電力で再開されると説明されています。
他の機器をつないでいないか
USB-CやLightningのアクセサリ(ヘッドフォンなど)をiPhoneにつないだままだと、充電の上限が下がります。Appleの記載では、iPhone 18 Pro / Pro Maxは16W、iPhone 17 Proシリーズは10W、iPhone 17とAirは16W、iPhone 16シリーズは7.5Wまでです。
Qi2の25W充電器でも同じ条件?
iPhone 18 Proの仕様欄には「最大25WのQi2ワイヤレス充電」という記載があります。Apple以外のQi2対応充電器を使う場合、必要なアダプタの出力は製品ごとに違います。Appleのページには、Qi2充電器の推奨アダプタは示されていません。
購入前に、商品ページの仕様欄で「必要なアダプタ」の出力を確認してください。最大25W対応のQi2対応のワイヤレス充電器でも、付属のケーブルやアダプタの有無、必要な出力は商品ごとに異なります。
自分の持ち物で何Wになるか調べる
アダプタ、ケーブル、iPhoneの組み合わせで何Wまで出るかは、充電ケーブル互換性チェッカーで調べられます。