MagSafe充電を25Wで使うには。必要なアダプタは30W以上

2026/10/7PR

MagSafe充電を最大25Wで使うために、Appleが示しているアダプタの条件は「30W以上」(または15V/2.0A以上)です。私が確認した範囲では、この条件が35Wに変わったという記載は見つかりませんでした。

35Wという数字は、iPhone 18 Proの仕様欄にある「30分で最大50%充電」の測定条件に出てきます。25Wで充電するための条件とは別の話です。

25Wが出るのは、アダプタ・MagSafe充電器・iPhone本体の3つが揃ったときだけです。以下では、それぞれの条件を順に整理します。

25Wに必要なのは「30W以上」のアダプタ

Appleのサポートページ(MagSafe充電器の使い方)では、25Wの高速ワイヤレス充電に次の3つをすべて満たすことを求めています。

  • 30W以上の電源アダプタ
  • 15V/2.0A以上の電源アダプタ
  • 型番が「A3502」「A3503」「A2580」「A3250」のいずれかのMagSafe充電器

「15V/2.0A」は、アダプタが出せる電圧と電流の組み合わせです。掛け算すると30Wになります。つまり「30W以上」と「15V/2.0A以上」は、同じ条件を別の書き方で示したものです。この計算は私の補足です。

出力の表記は、アダプタ本体の裏面や、箱の仕様欄で確認できます。

手持ちの充電器とケーブルで何Wまで出るか、機種ごとに確かめられます。

充電ケーブル互換性チェッカーを使う

35Wはどこから来た数字?

iPhone 18 Proの仕様欄には、次の2つの記載があります。

  • 約15分で最大50%充電:60W以上対応のアダプタとUSB-C充電ケーブルの組み合わせ(有線)
  • 30分で最大50%充電:35W以上のアダプタとMagSafe充電器の組み合わせ

35Wは、2つ目の「30分で50%」を測るときの組み合わせとして書かれています。脚注によると、Appleの試験ではどちらも40Wのダイナミック電源アダプタ(モデルA3351)を使っています。

「35W以上」をそのまま探すと、条件を満たしていても買い足してしまうことがあります。すでに30W以上のアダプタを持っているなら、25Wの条件は満たしています。ただし、30分で50%という速度の目安に近づけたい場合は、35W以上のアダプタを使う、というのがAppleの記載に沿った読み方です。

25Wが出るiPhone、出ないiPhone

アダプタが条件を満たしていても、iPhoneの機種によって出る電力が変わります。Appleのサポートページの記載をまとめると、次のとおりです。

iPhone最大電力必要なアダプタ
18 Pro / 18 Pro Max / 17 Pro / 17 Pro Max / 17 / 16 Plus / 16 Pro Max25W30W以上
16 / 16 Pro22.5W30W以上
Air20W30W以上
17e / 15以前15W20W以上

表の数字はどれも「ピーク時の最大電力」です。実際の電力は、iPhoneの温度や充電残量によって変わります。

iPhone 13 miniと12 miniは最大12Wで、9V/2.03A以上のアダプタが必要です。

20Wのアダプタでは25Wにならない

手持ちのアダプタが20Wの場合、25Wの条件(30W以上)は満たしません。Appleは、20W以上のUSB-C電源アダプタを15Wの高速充電の条件としています。

注意したいのは、25Wに対応した新しいiPhoneに20Wアダプタをつないだときの具体的な充電速度を、Appleのページが数値で示していない点です。「25Wより遅い」ことは条件から分かりますが、実際に何Wになるかは私は確認できていません。

古いアダプタでも、MagSafe充電器は動きます。Appleは、最低12W(5V/2.4A)のアダプタでも動作するが、充電は遅くなると説明しています。

結論は次のとおりです。

  • 30W以上のアダプタがある:そのまま25W条件を満たす
  • 20Wのアダプタしかない:使えるが、25Wにはならない
  • 12W前後の古いアダプタ:動くが、かなり遅い

25Wを狙って買い足す場合は、30W以上のUSB-C出力を持つUSB-C電源アダプタを選べば条件を満たせます。仕様欄の「30分で50%」に近づけたいなら、35W以上を選ぶのが目安です。

25Wが出ないときに確認すること

アダプタが30W以上でも25Wにならないときは、次の点を確認してください。

MagSafe充電器の型番

充電器の本体またはケーブルに「A3502」「A3503」「A2580」「A3250」のいずれかが書かれているか見てください。「A2140」は、15W世代の型番としてAppleが挙げています。

置く順番

Appleは、MagSafe充電器を電源につないでからiPhoneを置くことを勧めています。先に置いてしまった場合は、いったん外して3秒待ってから置き直すと、最大電力で再開されると説明されています。

他の機器をつないでいないか

USB-CやLightningのアクセサリ(ヘッドフォンなど)をiPhoneにつないだままだと、充電の上限が下がります。Appleの記載では、iPhone 18 Pro / Pro Maxは16W、iPhone 17 Proシリーズは10W、iPhone 17とAirは16W、iPhone 16シリーズは7.5Wまでです。

Qi2の25W充電器でも同じ条件?

iPhone 18 Proの仕様欄には「最大25WのQi2ワイヤレス充電」という記載があります。Apple以外のQi2対応充電器を使う場合、必要なアダプタの出力は製品ごとに違います。Appleのページには、Qi2充電器の推奨アダプタは示されていません。

購入前に、商品ページの仕様欄で「必要なアダプタ」の出力を確認してください。最大25W対応のQi2対応のワイヤレス充電器でも、付属のケーブルやアダプタの有無、必要な出力は商品ごとに異なります。

自分の持ち物で何Wになるか調べる

アダプタ、ケーブル、iPhoneの組み合わせで何Wまで出るかは、充電ケーブル互換性チェッカーで調べられます。

参考にした公式情報

この記事について

ガジェットKASHIWAGI公開日:2026/10/7