160Whは何mAh? モバイルバッテリー容量の換算表と計算式
160Whは約43,243mAh、100Whは約27,027mAhです。どちらもモバイルバッテリーの電圧を3.7Vとして計算した値です。
計算式は「mAh ÷ 1000 × 電圧(V) = Wh」です。たとえば10,000mAhのバッテリーなら、10 × 3.7 = 37Whになります。
日本の航空会社では、2026年4月24日から機内持ち込みの基準が変わりました。持ち込めるのは160Wh以下のモバイルバッテリーで、1人2個までです。上限をmAhで見ると、3.7V換算でおよそ43,000mAhが目安になります。
自分のモバイルバッテリーが持ち込めるかは、機種名と容量を入れるだけで確認できます。
計算式は「mAh ÷ 1000 × 電圧」
Wh(ワットアワー)は、バッテリーがためておける電力量の単位です。mAh(ミリアンペアアワー)は電流の量を表す単位なので、そのままではバッテリー同士の大きさを比べにくくなります。電圧をかけ合わせると、Whとして比べられます。
Wh = mAh ÷ 1000 × 電圧(V)
東京国際空港(羽田)の案内でも、定格量がラベルにない場合は「定格容量(mAh) × 定格電圧(V) ÷ 1000」で計算できるとされています。
逆に、WhからmAhを求める式は次のとおりです。
mAh = Wh ÷ 電圧(V) × 1000
100Whは約27,027mAh、160Whは約43,243mAh
3.7Vで計算すると、航空会社の基準になる2つの値は次のとおりです。
- 100Wh = 100 ÷ 3.7 × 1000 ≒ 27,027mAh
- 160Wh = 160 ÷ 3.7 × 1000 ≒ 43,243mAh
この記事の数値は、上の式を使った筆者の計算結果です。
mAhからWhへの換算表(3.7V)
よく見かける容量を、3.7Vで換算した早見表です。
| 表示容量(mAh) | 換算(Wh) | 160Wh以下か |
|---|---|---|
| 5,000 | 18.5 | 以下 |
| 10,000 | 37 | 以下 |
| 20,000 | 74 | 以下 |
| 26,800 | 約99.2 | 以下 |
| 27,027 | 100 | 以下 |
| 30,000 | 111 | 以下 |
| 40,000 | 148 | 以下 |
| 43,243 | 160 | ちょうど上限 |
| 45,000 | 166.5 | 超える |
| 50,000 | 185 | 超える |
5,000〜20,000mAhの一般的なモバイルバッテリーは、羽田空港の案内でも「多くは100Wh以下」とされています。計算上も、20,000mAhで74Whです。
電圧が3.6Vや3.85Vなら上限のmAhも変わる
モバイルバッテリーの電圧は、製品によって3.6V、3.7V、3.85Vなどに分かれます。電圧が高いほど、同じmAhでもWhは大きくなります。
| 電圧 | 100WhのmAh | 160WhのmAh |
|---|---|---|
| 3.6V | 約27,778 | 約44,444 |
| 3.7V | 約27,027 | 約43,243 |
| 3.85V | 約25,974 | 約41,558 |
40,000mAh台の大容量モデルは、電圧によっては160Whの近くになります。3.7Vだと160Whに収まる容量でも、電圧が高い製品なら超えることがあります。
5V表記のmAhでは計算しない
パッケージには「20,000mAh」とは別に、「5V時 12,000mAh」のような表記があることがあります。後者はUSBで出力するときの実効的な容量で、Whを求める計算には使いません。
Whの計算に使うのは、電池そのものの定格容量と定格電圧です。製品本体や説明書にこの2つが書かれているので、そちらを確認してください。
機内持ち込みは160Wh以下を2個まで
国土交通省の発表によると、2026年4月24日から次のルールが適用されています。
- 機内に持ち込めるモバイルバッテリーは、160Wh以下のものを2個まで
- 預け入れ荷物に入れることは不可(これまでと同じ)
- 機内で、モバイルバッテリー本体を充電することは禁止
- 機内で、モバイルバッテリーからスマートフォンなどへ充電することも禁止
国土交通省の発表では、機内での充電は禁止と明記されています。報道では、使用や給電も禁止された内容として紹介されています。
また、羽田空港の案内では、端子をテープで保護するか、1個ずつ袋に入れるようにも案内されています。航空会社ごとに独自の基準がある場合もあるので、搭乗する航空会社の案内も確認しておくと安心です。
Whの記載がない場合は
最近の製品には、本体に「37Wh」「74Wh」のようにWhが印字されているものがあります。印字があれば、その値がそのまま使えます。
印字がなければ、本体のmAhと電圧を探して、前述の式で計算してください。電圧が見つからないときは、メーカーの公式サイトか説明書で確認するのが確実です。
大容量を選ぶなら100Wh以下が扱いやすい
旅行や出張で使うなら、Whの表記がはっきりしている100Wh以下のモバイルバッテリーを選ぶと、容量を計算する手間が減ります。
ノートPCやタブレットも充電したいときは、必要な容量から逆算するのが確実です。ケーブルの出力が足りるかどうかは、充電ケーブル互換性チェッカーで確認できます。
手持ちのバッテリーが持ち込めるか調べるには
Whの換算は、電圧の違いや5V表記の混在があるため、数字を読み違えやすいところです。持っている機器と充電したい回数から、必要な容量と機内持ち込みの可否まで一度に確認したいときは、モバイルバッテリー容量診断が使えます。