160Whは何mAh? モバイルバッテリー容量の換算表と計算式

2026/10/8PR

160Whは約43,243mAh、100Whは約27,027mAhです。どちらもモバイルバッテリーの電圧を3.7Vとして計算した値です。

計算式は「mAh ÷ 1000 × 電圧(V) = Wh」です。たとえば10,000mAhのバッテリーなら、10 × 3.7 = 37Whになります。

日本の航空会社では、2026年4月24日から機内持ち込みの基準が変わりました。持ち込めるのは160Wh以下のモバイルバッテリーで、1人2個までです。上限をmAhで見ると、3.7V換算でおよそ43,000mAhが目安になります。

自分のモバイルバッテリーが持ち込めるかは、機種名と容量を入れるだけで確認できます。

モバイルバッテリー容量診断を使う

計算式は「mAh ÷ 1000 × 電圧」

Wh(ワットアワー)は、バッテリーがためておける電力量の単位です。mAh(ミリアンペアアワー)は電流の量を表す単位なので、そのままではバッテリー同士の大きさを比べにくくなります。電圧をかけ合わせると、Whとして比べられます。

Wh = mAh ÷ 1000 × 電圧(V)

東京国際空港(羽田)の案内でも、定格量がラベルにない場合は「定格容量(mAh) × 定格電圧(V) ÷ 1000」で計算できるとされています。

逆に、WhからmAhを求める式は次のとおりです。

mAh = Wh ÷ 電圧(V) × 1000

100Whは約27,027mAh、160Whは約43,243mAh

3.7Vで計算すると、航空会社の基準になる2つの値は次のとおりです。

  • 100Wh = 100 ÷ 3.7 × 1000 ≒ 27,027mAh
  • 160Wh = 160 ÷ 3.7 × 1000 ≒ 43,243mAh

この記事の数値は、上の式を使った筆者の計算結果です。

mAhからWhへの換算表(3.7V)

よく見かける容量を、3.7Vで換算した早見表です。

表示容量(mAh)換算(Wh)160Wh以下か
5,00018.5以下
10,00037以下
20,00074以下
26,800約99.2以下
27,027100以下
30,000111以下
40,000148以下
43,243160ちょうど上限
45,000166.5超える
50,000185超える

5,000〜20,000mAhの一般的なモバイルバッテリーは、羽田空港の案内でも「多くは100Wh以下」とされています。計算上も、20,000mAhで74Whです。

電圧が3.6Vや3.85Vなら上限のmAhも変わる

モバイルバッテリーの電圧は、製品によって3.6V、3.7V、3.85Vなどに分かれます。電圧が高いほど、同じmAhでもWhは大きくなります。

電圧100WhのmAh160WhのmAh
3.6V約27,778約44,444
3.7V約27,027約43,243
3.85V約25,974約41,558

40,000mAh台の大容量モデルは、電圧によっては160Whの近くになります。3.7Vだと160Whに収まる容量でも、電圧が高い製品なら超えることがあります。

5V表記のmAhでは計算しない

パッケージには「20,000mAh」とは別に、「5V時 12,000mAh」のような表記があることがあります。後者はUSBで出力するときの実効的な容量で、Whを求める計算には使いません。

Whの計算に使うのは、電池そのものの定格容量と定格電圧です。製品本体や説明書にこの2つが書かれているので、そちらを確認してください。

機内持ち込みは160Wh以下を2個まで

国土交通省の発表によると、2026年4月24日から次のルールが適用されています。

  • 機内に持ち込めるモバイルバッテリーは、160Wh以下のものを2個まで
  • 預け入れ荷物に入れることは不可(これまでと同じ)
  • 機内で、モバイルバッテリー本体を充電することは禁止
  • 機内で、モバイルバッテリーからスマートフォンなどへ充電することも禁止

国土交通省の発表では、機内での充電は禁止と明記されています。報道では、使用や給電も禁止された内容として紹介されています。

また、羽田空港の案内では、端子をテープで保護するか、1個ずつ袋に入れるようにも案内されています。航空会社ごとに独自の基準がある場合もあるので、搭乗する航空会社の案内も確認しておくと安心です。

Whの記載がない場合は

最近の製品には、本体に「37Wh」「74Wh」のようにWhが印字されているものがあります。印字があれば、その値がそのまま使えます。

印字がなければ、本体のmAhと電圧を探して、前述の式で計算してください。電圧が見つからないときは、メーカーの公式サイトか説明書で確認するのが確実です。

大容量を選ぶなら100Wh以下が扱いやすい

旅行や出張で使うなら、Whの表記がはっきりしている100Wh以下のモバイルバッテリーを選ぶと、容量を計算する手間が減ります。

ノートPCやタブレットも充電したいときは、必要な容量から逆算するのが確実です。ケーブルの出力が足りるかどうかは、充電ケーブル互換性チェッカーで確認できます。

手持ちのバッテリーが持ち込めるか調べるには

Whの換算は、電圧の違いや5V表記の混在があるため、数字を読み違えやすいところです。持っている機器と充電したい回数から、必要な容量と機内持ち込みの可否まで一度に確認したいときは、モバイルバッテリー容量診断が使えます。

参考にした公式情報

この記事について

ガジェットKASHIWAGI公開日:2026/10/8