iPhone・iPadを長く使う選び方|3年・5年・7年で見るポイントが違う
使う期間によって、見るべき条件は変わります。目安は次のとおりです。
- 3年以内:バッテリーはほぼ気にせず、容量と予算で選ぶ
- 4〜5年:バッテリーの劣化を見込み、交換するかどうかを先に決める
- 6年以上:OSの対応期間と修理を受けられる期間が、いちばん大きな分かれ目になる
「何年使えるか」はAppleが機種ごとに保証しているわけではありません。ただ、バッテリーの設計値、修理の受付期間、最新OSの対象機種という3つの公式情報から、おおよその見当はつけられます。
期間別に見るポイントの早見表
| 使う期間 | 最優先 | 容量 | バッテリー |
|---|---|---|---|
| 〜3年 | 予算と容量 | 今の使い方に合わせる | ほぼ問題にならない |
| 4〜5年 | バッテリー交換の前提 | 1段階余裕を持たせる | 交換1回を見込む |
| 6年以上 | OS対応と修理期間 | 余裕を持たせる | 交換前提で、新しい世代を選ぶ |
「自分は何年使う想定で、どの機種が合うのか」は、使い方や画面サイズでも変わります。
使う期間と使い方を入力すると、合う3機種を理由つきで確認できます。
バッテリーは1,000回の充電で80%が設計の目安
バッテリーの減り方は、Appleが設計値を公表しています。
| 機種 | 容量80%を維持する目安 |
|---|---|
| iPhone 14以前 | フル充電500回 |
| iPhone 15以降 | フル充電1,000回 |
| iPad | フル充電1,000回 |
どれも「理想的な条件下で」の数値で、実際の使い方や充電方法で変わります。
充電サイクルは、バッテリー容量の100%分の電力を使い切ると1回です。夜に20%から100%まで充電して、翌日は朝まで使うという使い方なら、1日で0.8回ほど進む計算です。
1日1回使い切るとして単純に計算すると、500回は約1年5か月、1,000回は約2年9か月です。これは私の計算で、実際の減り方は使い方によります。
つまり、3年以内で手放すなら、バッテリーの劣化はほとんど判断材料になりません。
3年以内は容量だけ決めれば十分
短期で使う場合は、バッテリーより容量の選び方が失敗しやすいポイントです。
iPhoneやiPadは、購入後に内蔵ストレージを増やせません。容量が足りなくなると、写真やアプリを消す手間が増えます。3年程度なら、今の使用量に少し余裕を足した容量で足ります。
容量の目安は、iPhone・iPad ストレージ必要量 診断で、写真・動画・ゲームなどの使い方から確認できます。
4〜5年はバッテリー交換を前提に考える
先ほどの計算では、5年使うと設計値の1,000回を超える可能性が高くなります。バッテリーが消耗品である以上、5年使う前提なら「交換1回」を最初から見込んでおくのが現実的です。
Appleの案内では、次の点が確認できます。
- 製品の保証には、欠陥のあるバッテリーの修理が含まれる
- 保証対象外でも、有償でバッテリーサービスを受けられる
- バッテリーを交換すると、本来の容量や性能を取り戻せる
交換費用は、Appleの公式サイトで機種ごとに確認してください。交換の費用を見込んでおけば、本体を買い替えるより安く長持ちさせられる場合があります。
なお、バッテリーの状態が「著しく劣化」と表示されても、Appleは安全上の問題ではないとしています。ただし、電池持ちや動作の不満は出やすくなります。
6年以上はOSの対応と修理期間で決まる
長く使うほど、バッテリーよりも「OSがいつまで対応するか」が問題になります。
2026年9月に提供が始まったiOS 27は、iPhone 11シリーズ以降、iPhone SE(第2世代以降)が対象です。Apple公式の対象機種一覧で確認できます。ここから、発売から数年たった機種でも最新OSを使えることが分かります。
ただし、Appleは機種ごとの対応年数を約束していません(確認できた範囲)。「新しい機種ほどOSの対応が終わる時期は遠い」と考えるのが妥当、というのは私の推測です。
修理は「販売終了」から数える
修理の受付期間は、購入日ではなく、Appleが販売店への供給を止めた日が起点です。
- 供給停止から最低5年は、修理や部品の入手ができる
- 5年以上7年未満は「ビンテージ製品」で、部品の在庫があれば修理できる場合がある
- 7年以上は「オブソリート製品」で、ハードウェア修理は受けられない
型落ちを安く買うと、残りの期間が短いかもしれません。6年以上使うなら、発売時期が新しい機種のほうが有利です。
所有中の機種があとどれくらい使えるかは、製品の寿命・サポート期間で確認できます。
iPadは1,000回の目安でも減りにくい
iPadもiPhoneの最近の機種と同じく、1,000回で80%が設計の目安です。
iPadはiPhoneより充電の頻度が少ない使い方が多く、同じ年数でもサイクル数は少なめになる傾向があります(これは一般的な使い方からの推測です)。
そのため、バッテリーの面ではiPadのほうが長持ちしやすいと言えます。一方で、iPadもOSの対象機種からは外れていきます。購入前に、iPadOS 27の対象機種一覧で、気になる機種が入っているかを見ておくと安心です。
購入前に確認する3ステップ
- 何年使うかを決める(3年・5年・7年のどれか)
- 期間に合わせて、容量・バッテリー・発売時期を確認する
- 新品か、整備済製品・中古かを決める(中古は発売時期から残りの期間を見る)
迷う場合は、期間を決めたうえで診断ツールにかけると、候補を絞れます。
いま使っている機種があと何年使えそうかを、シリーズの発売時期とバッテリーから確認できます。