デスク環境の改善はまず何から?首・肩、画面の狭さ、配線の悩み別に最初に変えるもの
首や肩がつらいなら「画面の高さ」、画面が狭いなら「2枚目のモニター(またはドック)」、配線が散らかるなら「ケーブルの置き場所を決めること」が、それぞれ最初に変えるものです。
全部に当てはまる人は、画面の高さから見直してください。ほかの悩みの多くが、姿勢の崩れから連鎖して起きるためです。
なお、この記事の「効果が大きい順」は、運営者の使用経験にもとづく見立てです。実測した結果ではありません。
効果が大きい順は、画面の高さ、椅子、画面の広さ、配線
| 順位 | 変えるもの | 効きやすい悩み |
|---|---|---|
| 1 | 画面の高さと距離 | 首・肩のこり、目の疲れ |
| 2 | 椅子の高さ | 腰、肩、足のむくみ |
| 3 | 画面の広さ | 作業の切り替えの手間 |
| 4 | 配線 | 見た目、掃除、つまずき |
上の2つは体の負担に直結し、下の2つは作業の快適さに効きます。体がつらい日が続いているなら、上から順に手を付けるのが無駄のない進め方です。
予算が限られているなら、何から買うかを先に決めておくと失敗しません。
首や肩がつらいなら、画面の高さから変える
厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」では、ディスプレイは目から40cm以上離し、画面の上端は目の高さまでにする、と示されています。
ノートパソコンを机に直置きしていると、画面が目より低くなり、うつむく姿勢が続きやすくなります。これは私の推測ですが、首や肩の悩みの出発点になっている人は多いはずです。
買う前に、本を積んで高さを試す
厚めの本や箱でパソコンを持ち上げ、画面の上端が目の高さに近づく位置を探してみてください。それで楽になるなら、高さが原因だったと分かります。
ノートパソコンを持ち上げると、キーボードが遠く高くなります。別体のキーボードも合わせて使う前提です。
高さが毎日ずれるなら、アームかスタンドを足す
高さを固定したいなら、台に載せる方法があります。画面の位置を細かく変えたいなら、モニターアームが向いています。
ただし、アームは机の形や画面の規格によって付かないことがあります。購入前に、モニターアーム対応診断で取り付けられるかを確認してください。
腰や肩の疲れが残るなら、椅子の座り方を見直す
同じガイドラインでは、椅子は座面の高さと背もたれを調節できるものを使い、足の裏全体を床につけるよう示されています。数値は示されていません。
足が浮いている、または膝が極端に曲がっているなら、椅子の高さが合っていません。まず座面の高さを変えてみてください。机が高すぎて椅子を上げすぎている場合は、足置きで補う方法もあります。
画面が狭いなら、外部ディスプレイを足す
ウィンドウの切り替えが多いなら、画面を増やす効果は大きいです。ただし、手元のMacで何台まで出力できるかは機種で決まっています。台数が足りない場合は、ドック(USB-Cハブ)で増やせるかも機種次第です。
つなぐ前に、Mac 画面増設・ドック要件診断で、その構成が実現できるかを確かめてください。
増設で首が疲れる場合は、画面を横に並べすぎている可能性があります(これも私の推測です)。よく見る画面を正面に置き、サブは補助にしてください。
配線が散らかるなら、床に落とさない仕組みを作る
配線の悩みは、ケーブルの本数を減らすより、置き場所を決めるほうが早く片付きます。
- 電源タップを机の裏や脚に固定して、電源ケーブルを机の下に集める
- 余ったケーブルは、まとめて机の裏側に吊るす
- 充電する機器が多い人は、ケーブルの種類を揃える
机の裏に収めるなら、ケーブルトレーがあると、ケーブルが床に落ちにくくなります。
ケーブルを買い足す前に、手持ちのケーブルで充電速度が出るかは、充電ケーブル互換性チェッカーで調べられます。
お金をかけずに今日できる調整
道具を買う前に、次の2つを試してください。
- 照明: 机の上の明るさは、ガイドラインで300ルクス以上が目安とされています。画面や手元に強い光が映り込む場合は、間接照明を使うか、カーテンやブラインドで調整してください。
- 休憩: 作業は1時間以内で区切り、その間に10〜15分の休止を入れる、と示されています。区切りの途中にも、短い休みを1〜2回挟みます。
迷ったら、予算の範囲で優先順位を決める
悩みが複数あると、どれから買うかで迷います。上の順位は一般的な見立てなので、あなたの予算や用途によって入れ替わります。
画面の高さで解決できるなら、買い足しはいりません。まず試して、足りなかった分だけ道具を選んでください。
アームを検討するなら、お使いの画面と机に付くかを先に確認しましょう。