ユニバーサルコントロールが使えない原因と条件の一覧

2026/10/6PR

ユニバーサルコントロールが使えないときは、次の条件のどれかが欠けていることが多いです。

  • すべての端末で同じApple Accountにサインインしていて、2ファクタ認証もオンになっている
  • Bluetooth、Wi-Fi、Handoffがすべてオンになっている
  • MacとiPadが対応機種で、macOS 12.4以降・iPadOS 15.4以降になっている
  • 端末同士が10メートル以内にあり、どちらもスリープやロックの状態ではない
  • MacのディスプレイとiPadの設定で、ユニバーサルコントロールがオンになっている

この記事では、条件を表にして、設定の場所と、条件を満たしても動かないときの切り分けの順番を説明します。Appleサポートの記載は2026年7月15日公開版を確認しています。

あなたのMacとiPadの組み合わせで使えるか、先に確認したい方へ

連携機能診断で、ユニバーサルコントロールが使えるか調べる

最初に確認する5つの条件

まずは、Appleが示している基本条件を表で確認します。

項目必要なこと確認する場所
Apple Account全端末で同じアカウント設定の一番上
2ファクタ認証全端末でオンApple Accountの設定
無線機能Bluetooth・Wi-Fi・Handoffがオン各端末の設定
距離10メートル以内端末を並べる
状態スリープ・ロックを解除各端末の画面

2ファクタ認証は、パスワードに加えて確認コードなどで本人確認をする仕組みです。ユニバーサルコントロールでは、これがオンでないと使えません。

Handoffは、近くのAppleの端末同士で作業を引き継ぐ機能です。ユニバーサルコントロールの接続にも使われるため、オフのままだと動きません。

対応機種とOSの条件

台数や機種が条件から外れていると、設定が正しくても使えません。

Macは2016年以降が目安

macOSは、Monterey 12.4以降が必要です。対応するMacは次のとおりです。

  • iMacとiMac Pro(2017年以降に発売)
  • iMac(Retina 5K, 27-inch, Late 2015)
  • 2016年以降に発売されたその他のMac(MacBook Air 13-inch 2017は対象外)

MacBook Airの2017年モデルだけが除外されている点は、見落としやすい部分です。

iPadは4つのシリーズが対象

iPadOSは15.4以降が必要です。対応するiPadは次のとおりです。

  • iPad Pro(全モデル)
  • iPad(第6世代以降)
  • iPad Air(第3世代以降)
  • iPad mini(第5世代以降)

古いMacやiPadでOSのアップデートが止まっている場合は、そもそも条件を満たせないことがあります。手持ちの機種があと何年OSの対応を受けられるかは、製品の寿命・サポート期間の診断で調べられます。

つなげられるのは最大2台まで

Appleの記載では、Mac 1台に加えて、MacまたはiPadを最大2台まで接続できます。3台以上を同時につなぐことはできません。

両方の端末で設定をオンにする

条件を満たしていても、機能自体がオフだと接続されません。MacとiPadの両方で確認します。

Macの設定

  1. 「システム設定」→「ディスプレイ」を開きます。
  2. macOS Ventura 13以降では「詳細設定」を開きます。
  3. 「ポインタとキーボードを近くにあるすべてのMacまたはiPad間で移動することを許可」をオンにします。

同じ画面にある「ディスプレイの端を通過させて近くにあるMacまたはiPadに接続」がオフでも、手動で接続できます。コントロールセンターの「ディスプレイ」や、「ディスプレイを追加」(+)メニューから選ぶ方法です。

iPadの設定

  1. 「設定」→「一般」→「AirPlayとHandoff」を開きます。
  2. 「カーソルとキーボード」をオンにします。

この項目は対応モデルでのみ表示されます。項目自体が見当たらない場合は、機種かiPadOSのバージョンが条件から外れている可能性があります。

条件を満たしても使えない原因

Appleのトラブルシューティングに挙がっている項目を、症状別に整理しました。

症状考えられる原因対処
画面の端で反応しない端末が離れている1メートル以内に近づける
相手が候補に出ないスリープ・ロック中両方を起こして解除する
急に切れたどちらかがスリープした再接続する
接続できないVPN・セキュリティソフト一時的にオフにして確認
接続できないMacのファイアウォール外部からの接続を全ブロックしない設定にする

インターネット共有は使えなくなる原因になる

iPadでモバイルデータ通信を共有している場合や、Macでインターネット接続を共有している場合は、ユニバーサルコントロールを使えません。Appleは、どちらも共有していない状態にするよう案内しています。

テザリング(iPhoneなどの回線を共有する機能)や、Macのインターネット共有を使っている場合は、一度オフにして試してください。

内蔵キーボードのないMacは外付けが必要

Mac miniやMac Studioのように、キーボードやトラックパッドが内蔵されていないMacでは、Mac対応のワイヤレスキーボードとマウスを接続しておく必要があります。入力に使う機器がなければ、画面の端でポインタを動かせません。

接続できないときの切り分け順

次の順で試すと、原因を絞りやすくなります。順番は、Appleの案内をもとにした筆者の整理です。

  1. 両方の端末をスリープさせてから、もう一度起こす
  2. 端末同士を1メートル以内に近づける
  3. Mac・iPadともにOSを最新にする
  4. Macの「ディスプレイを追加」(+)メニューから、iPadまたは別のMacを手動で選ぶ
  5. 両方の端末でユニバーサルコントロールをオフにして再起動し、もう一度オンにする
  6. VPNや他社製のセキュリティソフトを一時的に止めて試す

Macのユーザガイドには、両方の端末が同じWi-Fiネットワークにつながっているかも確認項目として挙がっています。別々のネットワークに入っていないか、あわせて見ておくと安心です。

使えない理由が機種の条件なら診断ツールで確認できる

設定を見直しても動かない場合は、機種かOSのバージョンが条件に合っていない可能性があります。MacとiPadの組み合わせでユニバーサルコントロールが使えるかどうかは、連携機能診断で確認できます。Sidecar(iPadをMacのサブディスプレイにする機能)など、ほかの連携機能が使えるかも同時に分かります。

参考にした公式情報

この記事について

Apple製品KASHIWAGI公開日:2026/10/6