Apple Watch・AirPodsをUSB-C充電器で充電するときのW数とケーブルの選び方
Apple Watchを速く充電したいなら、必要なのは大出力の充電器よりも「USB-C磁気高速充電ケーブル」です。Appleの案内では、Apple製のUSB-C電源アダプタなら18W以上、他社製ならUSB Power Delivery(USB-PD)対応で5W以上が条件です。
AirPodsには、W数を細かく指定する公式の記載はありません。ケースの端子(USB-CかLightning)に合うケーブルを使うことが、選ぶときの最初の確認点です。
手持ちのApple Watch・AirPodsに必要なケーブルと充電器の出力は、診断ツールで確認できます。
Apple Watchの高速充電は専用ケーブルが必須
Apple Watchの高速充電には、いくつか条件があります。
高速充電の条件
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 対応モデル | Series 7以降、SE 3、Ultra以降 |
| ケーブル | Apple USB-C磁気高速充電ケーブル |
| 充電器(Apple製) | 18W、20W、29W、30W、35W、61W、87W、96W、140Wのいずれか |
| 充電器(他社製) | USB-PD対応で5W以上 |
ケーブルは、USB-Cコネクタがあり、磁気充電器の周囲がアルミニウムで覆われているものが目印です。「WPT」と表記された充電器は、高速充電に対応していません。
0%から80%までの充電時間は、Appleの案内では次のとおりです。
- Series 10以降:約30分
- Series 7、8、9、SE 3、Ultra 3以降:約45分
- Ultra、Ultra 2:約1時間
これらはアダプタや使用状況によって変わります。
18Wと5Wの違いは条件の書き方
Apple製のアダプタは、型番に合わせた18W以上のものが列挙されています。他社製は、USB-PDに対応していれば5W以上が条件です。同じ出力でも、他社製ではPDに対応しているかどうかが決め手になります。
高速充電でない通常の充電W数は公表されていない
Apple Watchを高速充電ではなく通常の速度で充電する場合の必要W数は、今回確認した公式ページには記載がありませんでした。数字を断定できないため、ここでは触れません。付属の磁気充電ケーブルをそのまま使う使い方が、Appleの推奨です。
充電速度を重視するなら、Apple Watch用のUSB-C磁気高速充電ケーブルを選びます。購入時は、高速充電に対応した表記があるかを確認してください。
充電中の使い方で速度が落ちる
同じ機材でも、次の条件で充電が遅くなることをAppleは案内しています。
- 画面をつけたまま使う
- ソフトウェアのアップデートやメディアの転送をしている
- iPhoneとペアリングした直後の初回の高速充電
- 極端に暑い、または寒い場所で充電している
モバイル通信を設定している場合は、ペアリングしたiPhoneを通信範囲内に置いて充電するよう案内されています。
AirPodsは端子の種類でケーブルが決まる
AirPodsの本体は、ケースに入れて蓋を閉じると充電が始まります。ケーブルを接続するのは、ケースのほうです。
ケースの端子とApple Watch充電器の対応
| モデル | ケーブル | Apple Watch充電器 |
|---|---|---|
| AirPods 4、AirPods 5 | USB-C | ANCモデル/ワイヤレス充電ケース付きが対応 |
| AirPods Pro 2(USB-C) | USB-C | 対応 |
| AirPods Pro 3 | USB-C | 対応 |
| AirPods Max(USB-C)、AirPods Max 2 | USB-C | 記載なし |
AirPods Pro 2のLightningモデルなど、Lightning端子のケースには別のケーブルが必要です。どのケースがどちらの端子かは、Appleの案内ページで型番を確認できます。
AirPodsの充電で必要なW数は、公式の案内ページに具体的な数字がありませんでした。Appleは「iPhoneやiPadのUSB充電器を使うか、Macに接続すると速く充電できる」と案内しています。
Apple Watch用の充電器でAirPodsを充電できる機種もある
AirPods 4(ANC)、ワイヤレス充電ケース付きのAirPods 5、AirPods Pro 2、AirPods Pro 3のケースは、Apple Watchの充電器に置いて充電できます。ステータスランプを上にして、充電器の中央に置きます。
AirPods Maxについては、同様の記載が見つかりませんでした。
充電器を共用するなら20W前後のUSB-PD対応が扱いやすい
ここからは公式情報ではなく、私の見立てです。
Apple Watchの高速充電に使えるアダプタとして、Appleは20Wを例示しています。iPhoneの充電にも使いやすい出力のため、Apple Watchと兼用するなら、20W前後のUSB Power Delivery対応のUSB-C充電器が選びやすい出力帯です。
すでに持っている充電器が使えるかどうかは、W数だけでなく、ケーブルとの組み合わせでも変わります。外出先でバッテリーから充電したい場合は、モバイルバッテリー容量診断で必要な容量を確認できます。
Apple Watchが充電されないときは?
充電が始まらないときは、Appleのサポートページにあるとおり、次の順で確認します。
- 付属のApple磁気充電ケーブル、またはUSB-C磁気高速充電ケーブルを使っているか確認する
- ケーブルがアダプタにしっかり接続され、アダプタがコンセントに差し込まれているか確認する
- 別のケーブルや別のアダプタで試す
- Apple Watchの裏面と充電器の汚れを拭き取り、充電器のプラスチックシールをはがす
- 改善しなければ、サイドボタンとDigital Crownを10秒以上長押しして強制再起動する
バッテリーが完全になくなっている場合は、稲妻アイコンが出るまで最大30分かかることがあります。
手持ちの組み合わせで足りるか確認する方法
ケーブルや充電器が使えるかどうかは、Apple Watch、AirPods、iPhone、iPad、Macの組み合わせで確認できます。充電ケーブル互換性チェッカーでは、機器ごとに次の項目を確認できます。
- 必要なケーブルの種類
- 充電器の出力(W)の目安
- ワイヤレス充電の可否
- 機器間で共用できるケーブルや充電器の組み合わせ
判定は「種類」を示すもので、台数分の本数は表示されません。同時に充電したい場合は、ポート数と本数を別に確認してください。