動画編集に必要なMacのメモリ|Final Cut Pro・Premiere Pro・DaVinci Resolve別の目安

2026/10/11PR

動画編集用のMacは、フルHDの簡単な編集なら16GB、4Kやエフェクトを重ねる編集なら32GB以上が目安です。公式の最低ラインは8GBですが、これは「動かせる」ための数字です。快適に編集できる数字ではありません。

Macのメモリは購入後に増設できません。あとから足りなくなっても、買い替えるしかありません。この記事では、3つの編集ソフトの公式要件を確認したうえで、解像度と作業内容ごとの目安を整理します。

あなたの用途と使用年数なら何GBか、先に確認したい方はこちらです。

Macメモリ必要量 診断を使う

3ソフトの公式要件は「8GB〜、推奨16GB」で共通

3つのソフトとも、公式が示す最低ラインは8GBです。推奨値が出ているものは16GBでした。

ソフト最低公式の推奨備考
Final Cut Pro8GB16GBApple公式
Premiere Pro8GB16GBApple silicon向け
DaVinci Resolve8GB記載なしFusion使用時は16GB

確認した情報源は次のとおりです。

  • Final Cut Pro:Apple公式の仕様ページ(2026年10月に確認)に「8GB of memory (16GB recommended)」とあります。
  • Premiere Pro:Adobe公式のバージョン22.x・23.x向け要件ページで確認しました。最新バージョンの数値は確認できていないため、購入前にAdobeの公式ページで見てください。なお、同ページのIntel Mac向け記載は「HD素材は16GB、4K以上は32GB」です。
  • DaVinci Resolve:Blackmagic Designが公開しているResolve 20の要件資料に、「8GBのシステムメモリ、Fusionを使う場合は16GB」とあります。これは最低要件で、推奨値は記載されていませんでした。

公式の数字はあくまで下限と、標準的な推奨の目安です。実際にどこまで余裕が必要かは、素材と編集内容で変わります。

フルHDなら16GBが現実的なライン

フルHD(1920×1080)の動画を、カット編集とテロップ、BGMで仕上げる程度なら、16GBで編集できます。3ソフトの推奨値が揃って16GB前後なのも、この水準を想定しているためと考えられます。

16GBで収まりやすい編集は次のとおりです。

  • 1本10〜20分ほどの解説動画やVlog
  • トラック数が少なく、エフェクトを多用しない編集
  • 編集ソフトだけを開いて作業する使い方

ブラウザで資料を開いたり、Photoshopやメッセージアプリを並べたりすると、その分メモリを使います。余裕を見たいなら、この点も考えに入れてください。

4Kやエフェクト多用なら32GB以上を見ておきたい

4K素材を扱う、またはカラーグレーディングやエフェクトを何層も重ねる場合は、32GBを見ておくと安心です。これは公式の保証値ではなく、筆者の目安です。

Adobeの公式要件にも、Intel Macの場合は「4K以上は32GB」という記載があります(前述のバージョン22.x・23.x時点)。Apple silicon向けには解像度別の記載がなく、16GBという一つの数字だけが出ています。

目安を表にまとめます。解像度ごとの数字は筆者の見立てで、公式の数値ではありません。

編集内容メモリの目安根拠
フルHD・シンプルな編集16GB公式推奨
4K・簡単な編集16〜24GB筆者の目安
4K・多層編集やエフェクト32GB以上筆者の目安
8Kや大規模プロジェクト64GB以上筆者の目安

素材のコーデック(動画の圧縮方式)でも負荷は変わります。ProResのような編集向けの形式と、スマホやカメラの標準的な形式では、必要なマシンパワーの出方が違います。同じ4Kでも、素材によって余裕は変わると考えてください。

DaVinci ResolveはFusionを使うなら16GBが下限

DaVinci Resolveは、Blackmagic Designの要件資料で8GBが最低とされています。ただし、合成やモーショングラフィックスの機能である「Fusion」を使う場合は、16GBが最低ラインです。

つまり、Resolveで本格的に色補正や合成まで進めるなら、8GBの選択肢は最初から外れます。無料版から始めて、あとで有料のStudio版や合成に手を広げる可能性があるなら、最初から16GB以上にしておくのが無難です。

8GBで動画編集はできる?

8GBでも編集ソフトは動きますが、おすすめしません。公式が最低要件を8GBとしているので、起動して簡単な編集をするだけなら可能です。

ただし、8GBでは次のような場面で厳しくなります。

  • 4K素材の編集
  • 複数トラックの重ね合わせ
  • ブラウザや他のアプリを同時に開いた作業

動画編集を継続して続けるつもりなら、最初から16GBを選んでおくほうが後悔しにくいです。

あとから増やせないので、少し多めを選ぶ

MacのメモリはチップにまとめられたユニファイドメモリなどのMacでは、購入後に増設できません。選べるのは購入時だけです。

そのため、迷ったら一段階上を選ぶのが基本です。3年、5年と使うほど、素材の解像度やソフトの要求は上がっていきます。使用年数を伸ばしたいなら、今の用途より余裕を持たせたほうが長く使えます。

新品で上位構成を選ぶ以外に、整備済製品でメモリが多いモデルを探す方法もあります。診断ツールでは、新品と整備済製品の選択肢が表示されます。

メモリが足りても、ストレージが先に詰まる

動画編集では、メモリよりもストレージ(保存容量)が先に足りなくなる人が少なくありません。4K素材は1本で数GBから数十GBになることもあります。

素材を外に逃がす場合は、高速な外付けSSDを併用すると、内蔵容量を抑えられます。内蔵をどこまで小さくできるかは、持っているデータの量によって変わります。

また、メモリとストレージの両方を上げると予算が膨らみます。全体の予算配分で迷う場合は、デスク予算で優先順位を確認できます。

動画素材を含めて、内蔵ストレージを何GBにすべきか確認できます。

Macストレージ必要量 診断を使う

この記事について

Apple製品KASHIWAGI公開日:2026/10/11