iPhone Duoへの買い替えで変わる連携:Touch IDとApple Watchでのロック解除
iPhone DuoはFace IDではなく、サイドボタンに内蔵されたTouch ID(指紋認証)で本人確認をします。Apple Watchでロック解除できることも、Appleが発表で明記しています。
ただし、公式に書かれているのは「できる」という一文だけです。対象となるApple Watchの機種、設定方法、解除できる場面の範囲は、2026年10月6日時点で公式には示されていません。
「Watchを着けていれば自動で開く」といった具体的な動作は、報道で伝えられている内容で、Appleが確認したものではありません。この記事では、公式情報と報道を分けて整理します。
Face IDは載らず、認証はTouch IDになる
Appleの発表(2026年9月9日)によると、iPhone DuoはTouch IDがサイドボタンに組み込まれています。本体を開いていても閉じていても、同じように認証できると説明されています。
Face IDを使わない理由について、Appleは説明していません。報道では、展開時と折りたたみ時のどちらでもFace IDを動かす方法が見つからなかったためとされていますが、これも報道側の見方で、Appleが認めた内容ではありません。
発売スケジュールは、日本では予約注文が10月16日の21時から、発売が10月23日です。OSはiOS 27.1で提供されると発表されています。
自分の持っているiPhone・Apple Watch・Macの組み合わせで、連携がどこまで使えるかを先に確認できます。
Apple Watchでのロック解除は、公式が「できる」と明記
Appleの発表には、次の趣旨の一文があります。
Apple Watchを使ってiPhone Duoのロックを解除することもできます。
Touch IDの説明のすぐ後に書かれているため、Touch IDの補助的な手段として用意されていると読めます。ここまでが、公式に確認できる範囲です。
公式にあるのは一文だけ。報道との差はここ
報道では、AppleInsiderの記事をGIGAZINEなどが紹介する形で、次のように伝えられています。
- ロック解除された状態のApple Watchを装着していれば、iPhone Duoのロックも解除される
- Touch IDを使いにくい人向けの代替手段という位置づけ
どちらもApple公式のページには書かれていません。公式と報道の違いを、表にまとめます。
| 項目 | 公式で確認できる | 未発表・報道のみ |
|---|---|---|
| 生体認証 | サイドボタンのTouch ID | Face IDを外した理由 |
| Watchでの解除 | 「できる」と明記 | 対象機種・設定・条件 |
| 解除の流れ | 記載なし | Watch装着中なら解除(報道) |
| 解除できない場面 | 記載なし | Apple Payなどの扱い |
記事によって「Appleは詳細を明らかにしていない」と書かれているのは、この表の右列のことを指しています。「Appleは何も言っていない」という意味ではありません。
今のiPhoneでの仕組みと、同じとは限らない
今のFace ID搭載iPhoneにも、Apple Watchでロック解除する機能があります。Appleのサポートページによると、これはマスクやサングラスなどでFace IDが顔を認識できないときのための機能で、Face ID搭載のiPhone(iPhone X以降)が条件です。
また、今の機能で解除できるのはiPhoneのロックだけです。Apple Pay、キーチェーンのパスワード、パスワード保護されたアプリの認証には使えません。
iPhone DuoにはFace IDがないため、この現行の条件や制限がそのまま当てはまるとは限りません(筆者の推測です)。逆に、同じ制限がかかる可能性もあります。設定画面の項目や条件が公開されるまでは、どちらとも言えません。
Apple Payは使える?
Appleの仕様ページには、Touch IDを使って店頭、アプリ内、Webで支払えると記載されています。Face IDからTouch IDに変わっても、支払いの認証手段が失われるわけではありません。
一方で、Apple Watchでのロック解除がApple Payの認証にも使えるかは、公式に記載がありません。
Apple Watchは新しいiPhoneに引き継げる?
Apple Watchを新しいiPhoneに移す手順は、Appleのサポートに案内があります。流れは次のとおりです。
- 古いiPhoneとApple Watchを最新のバージョンに更新する
- 古いiPhoneのバックアップを取る(Apple Watchのバックアップも含まれます)
- 新しいiPhoneをバックアップから復元する
- 新しいiPhoneのApple Watchアプリで、画面の案内に沿って設定する
iPhone Duoに限った手順は、現時点で公開されていません。ペアリングを求められたときは、古い設定を解除してからやり直します。
手持ちのApple Watchが対応するかも確認
Apple Watchでのロック解除を使うには、手持ちのApple WatchがiPhone Duoのメインとなるソフトウェアに対応している必要がありそうです。ただし、iPhone Duoで必要になる最低条件は公式に示されていません。
買い替えの前に、Apple Watchが今後あと何年ほどOSの更新を受けられるかを確認しておくと、判断しやすくなります。
手持ちのApple Watchが、あと何年OSの更新を受けられるかを確認できます。
買い替え前に確認しておきたい4点
- 指紋認証が合うか。 日常的に手袋をする、手が濡れやすいといった使い方だと、Apple Watchの補助が役立つ場面があります。ただし、その条件は未発表です。
- Face IDに頼っていた操作。 マスク時の解除をApple Watchに任せている人は、iPhone Duoでの動作の続報を待つのが安全です。
- Apple Watchの機種。 対応機種や必要なOSは、発売後にAppleが案内する情報で確認します。
- 発売日の初期供給。 台数が限られる可能性があります。予約は10月16日からです。