iCloud+のファミリー共有とは?容量の分け方・プライバシー・抜けるときの注意点

2026/10/5PR

iCloud+のファミリー共有を使うと、1つのプランの容量を、自分を含めて最大6人で分け合えます。共有されるのは「容量」と「プライベートリレーなどの特典」で、写真や書類は各自のApple Accountに残ったままです。ほかの家族に中身を見られることはありません。

ただし、容量は全員の合計で使います。誰かが使いすぎれば全員の空きが減りますし、グループから抜けるときに5GBを超えて使っていると、自分でプランを契約し直す必要があります。この記事では、仕組みと注意点を順に整理します。

1つのプランを、自分を含めて最大6人で使える

ファミリー共有グループには、自分と最大5人の家族が入れます。iCloud+のプランを1つ契約し、それを共有に設定すると、メンバー全員がそのプランの容量を使えるようになります。

  • 共有できるのは、最大12TBまでのiCloudストレージ
  • 契約するのは1人だけ。ほかのメンバーは自分のデバイスで、そのまま容量を使う
  • 管理者でなくても、プランを契約した人なら誰でも共有を設定できる

無料の5GBだけを使っていた家族は、共有を始めると自動的に共有プランに加わります。

共有されるのは容量と特典。写真や書類は見えない

共有の対象は、サービスを使う権利と容量です。メンバーはそれぞれ自分のデバイスに、自分のApple Accountでサインインして使います。そのため、写真・書類・バックアップといった中身は、家族であっても個別に保たれます。

共有されるのは次のものです。

  • iCloudの保存容量
  • iCloudプライベートリレー、「メールを非公開」などの特典

なお、各メンバーの使用量がほかの家族にどこまで見えるかは、Appleの公式ページでは確認できませんでした。中身が共有されない点は公式に明記されています。

家族の容量は「各自の使用量の合計」で選ぶ

プラン選びの基準は、家族全員の使用量を足した数字です。各自のiPhoneで「設定」からiCloudの使用量を開き、写真・バックアップ・iCloud Driveなどの合計を出してください。そこに、これから増える分の余裕を足します。

iCloud+のプランは、50GB・200GB・2TB・6TB・12TBの5種類です。プランごとの違いは、容量のほかにHomeKitセキュアビデオ(対応カメラの映像をiCloudに保存する機能)で使えるカメラの台数です。

容量セキュアビデオ向く家族の目安※
50GB1台バックアップ中心の1〜2人
200GB最大5台写真が多すぎない2〜3人
2TB台数無制限4〜6人、動画が多い家庭
6TB・12TB台数無制限写真・動画・Macのデータが大量

※ 目安は筆者の考えです。公式の基準ではありません。価格は購入ページや設定画面で確認してください。

家族で何TB契約すべきか、外付けSSDとの損益分岐点で確かめられます。

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設定は「ファミリー」の「サブスクリプション」から

事前に、ファミリー共有そのものを設定しておく必要があります。そのうえで、共有する人が次の操作をします。

iPhone・iPadの場合

  1. 「設定」アプリで「ファミリー」を開く
  2. 「サブスクリプション」から「iCloud+」を選ぶ
  3. 画面の案内に従って、既存のプランを共有する

Macの場合

  1. 「システム設定」で「ファミリー」を開く
  2. 「サブスクリプション」から「iCloud+」を選ぶ
  3. 「ファミリーと共有」を選び、案内に従う

すでに個人で契約している家族は、切り替えるか維持するかを選ぶ

家族の中に、自分で有料のiCloud+を契約している人がいる場合は、次のどちらかを選びます。

  • ファミリープランに切り替える(個人プランの残り期間分は払い戻しの対象)
  • 自分のプランを維持したまま、グループには残る

個人プランと共有プランを同時に使うことはできません。切り替える前に、その人のいまの使用量が共有プランに収まるかを確認しておくと安心です。

容量が足りなくなると、全員に通知が届く

共有プランの容量が不足すると、メンバー全員に通知が出ます。プランのアップグレードができるのは、管理者か、プランを購入したメンバーです。それ以外の人は、通知の画面から依頼を送れます。

使用量の多い人が1人いるだけで、全員の空きが減ります。「写真の多い人がいる」「Macのバックアップを取る人がいる」といった家庭では、最初から余裕のある容量にするか、大きなデータだけ別に保存する方法を考えておくと揉めにくくなります。

抜けるときに5GBを超えていると、自分でプランが必要

グループから抜ける、または共有をやめるとき、自分の使用量が5GBを超えていると、iCloudを使い続けるには自分で有料プランを契約する必要があります。契約しないまま無料枠を超えていると、次のことが起きます。

  • 新しい写真・ビデオが、iCloud写真にアップロードされなくなる
  • ファイルが、iCloud Driveにアップロードされなくなる
  • iPhone・iPadのバックアップが止まる

進学・就職・離婚などで家族の形が変わる場合は、あらかじめ本人のプランを用意してから抜けるのが安全です。共有を担当する人を交代する方法もあり、現在の担当者が「設定」の「iCloud」から「ストレージ」、「ファミリー使用量」と進んで共有を停止し、新しい担当者がプランを用意して家族を招待します。

子どもを入れる場合は、管理者が成人である必要がある

ファミリー共有の管理者は成人である必要があります。お子さんは、年齢や地域によっては、成人と確認されるまでグループにアカウントを連携しておく必要があります。iCloud+の容量を共有しながら、スクリーンタイムなどのペアレンタルコントロールも同じグループで使えます。

使い切りたくないデータは、外付けSSDに逃がす手もある

家族の容量を増やし続けると、月額の負担も増えます。たまにしか見返さない動画や、古い写真のアーカイブは、外付けSSDに置けば、iCloudの枠を節約できます。どこまでをiCloudに置き、どこからを外付けにするかは、ストレージコスト診断で、期間ごとの費用を比べられます。

Macを使う家族がいる場合は、Macストレージ必要量診断で、内蔵容量と外付けを併用したときの目安を確認できます。

参考にした公式情報

この記事について

Apple製品KASHIWAGI公開日:2026/10/5