Chromeのタブを大量に開くとMacは何GB必要?タブ数・拡張機能・併用アプリ別の目安
Chromeのタブを大量に開く使い方なら、Macのメモリは16GBが一つの目安です。ただし、必要量はタブの枚数よりも、開いているサイトの種類、拡張機能の数、同時に使う他のアプリで大きく変わります。
Webの会議、Googleスプレッドシートのような重いWebアプリ、開発ツールなどを並行して使うなら、24GB以上も視野に入ります。なお、この記事で示す容量は公式の基準ではなく、筆者の見立てです。
自分の使い方で足りているかは、Macの「メモリプレッシャー」の色で確認できます。
自分のMacと使い方に合うメモリ容量は、用途を選ぶだけで確認できます。
必要なメモリは、タブの枚数ではなく中身で決まる
同じ30枚でも、ニュース記事を並べただけの場合と、スプレッドシートや動画、Web会議、デザインツールが混ざっている場合とでは、メモリの消費量がまったく違います。一般に、文字中心のページは軽く、画面を細かく更新し続けるWebアプリは重くなる傾向があります。
Chromeは、タブや拡張機能を別々の処理(プロセス)として扱い、あとで説明するタスクマネージャーで個別に確認できます。一方で、今回確認した範囲では、Googleの公式ヘルプに「1タブあたり何MB」という基準は見つかりませんでした。そのため、下の表は公式値ではなく、筆者の見立てとして読んでください。
目安は16GB、併用アプリが重いなら24GB以上
| 使い方 | タブ数の目安 | メモリの目安 |
|---|---|---|
| 調べもの中心(記事・SNS・動画サイト) | 〜30枚 | 16GBで余裕 |
| 仕事用(Webアプリ・チャット・会議を併用) | 30〜100枚 | 16〜24GB |
| Web制作・開発(エディタやコンテナと併用) | 100枚〜 | 24GB以上 |
| 動画・画像編集と併用 | 問わず | 32GBも検討 |
表の「メモリの目安」は筆者の推測です。実際には、使うサイトや拡張機能によって上下します。
最後の行は、Chromeよりも編集アプリ側の消費が大きくなるケースです。編集アプリの推奨環境も合わせて確認してください。
拡張機能もタブと別に数える
Chromeのタスクマネージャーでは、開いているタブと拡張機能が、それぞれ別の項目として表示されます。メモリの消費量も項目ごとに見られます。
Macでは、画面上部のメニューバーから「ウィンドウ」→「タスク マネージャ」の順に開きます。特定の項目だけが極端に大きい場合は、そのタブや拡張機能が原因の可能性があります。使っていない拡張機能は、オフにするか削除すると負担を減らせます。
タブにカーソルを合わせるとメモリ使用量が表示される機能もあります。Chromeの設定の「パフォーマンス」でオンにして使います。ただし、段階的に配布されている機能のため、表示されない環境もあります。
メモリセーバーで、開きっぱなしのタブは負担になりにくい
Chromeの「メモリセーバー」は、使っていないタブを無効にしてメモリを節約する機能です。無効になったタブは、開き直したときに自動で再読み込みされます。
設定は、Chromeの「設定」→「パフォーマンス」→「メモリセーバー」にあります。無効にするまでの時間は、次の3段階から選べます。
- 適度:長い時間が経ってから無効にする
- バランス重視(推奨):最適な時間が経ってから無効にする
- 最大:短い時間で無効にする
音声や動画の再生中、画面共有中、ダウンロード中のタブ、固定タブ、USBやBluetoothのデバイスと接続中のタブは、無効にされないことがあります。毎日使うサイトは「常にアクティブにするサイト」に登録しておくと、再読み込みを避けられます。
この機能を使う前提なら、「開いているタブの数」よりも「同時に使っているタブの数」で考えたほうが実態に近くなります。これも筆者の見立てです。
足りているかは「メモリプレッシャー」の色で判断できる
Macには、メモリの余裕を色で示すグラフがあります。「アクティビティモニタ」アプリを開き、「メモリ」タブの下部に表示される「メモリプレッシャー」です。Appleの説明は次のとおりです。
| 色 | Appleの説明 |
|---|---|
| 緑 | RAMを効率的に使えている |
| 黄 | 将来的にRAMの増設が必要になるかもしれない |
| 赤 | RAMの増設が必要 |
同じ画面には「スワップ使用領域」も表示されます。これは、RAMに入りきらないデータを起動ディスクとやり取りするために使われている容量です。また、メモリの上限に近づくと、停止中のアプリのメモリが圧縮され、動作中のアプリに回されます。
いつもの作業をしている最中に黄色や赤が続くなら、メモリが足りていない目安になります。逆に、タブを100枚開いても緑のままなら、今の容量で足りています。
8GBのMacで足りる?
MacBook Airは、発売当初は標準が8GBでしたが、2024年10月に16GBスタートへ引き上げられました(国内メディアの報道に基づきます)。Apple公式の技術仕様では、現行の13インチ・15インチのMacBook Airは16GBまたは24GBの構成で、最大32GBまで選べます。
手元の旧機種や中古のMacが8GBの場合、タブを少なめにし、メモリセーバーを「最大」にすれば使える余地はあります。ただ、会議や他のアプリと併用すると、メモリプレッシャーが黄色や赤になりやすくなります(筆者の見立てです)。
迷ったら、用途と使用年数で推奨容量を出せる
Appleの仕様ページを見ると、メモリは購入時の構成として選ぶ形になっています。あとから足す前提では選べないため、余裕を見て決めるのが無難です。
何年使うかによっても、必要な余裕は変わります。Macメモリ必要量 診断では、機種と用途、使用年数を選ぶだけで推奨容量が分かります。新品と整備済製品のどちらを選ぶかの目安も表示されます。
購入するMacがいつまで使えるかは、製品の寿命・サポート期間で調べられます。メモリと同じく購入時に決める必要があるストレージ容量は、Macストレージ必要量 診断で確認できます。
参考にした情報