Handoff・ユニバーサルクリップボード・AirDropが動かないときの確認手順

2026/10/6PR

Handoff、ユニバーサルクリップボード、AirDropが動かない原因の多くは、次の4点のどれかです。

  • Wi-FiとBluetoothが、両方のデバイスでオンになっていない
  • 両方のデバイスが、同じApple Accountでサインインしていない
  • Handoffがオフになっている
  • デバイス同士が約10m以内にない

この4点はAppleの公式ページでも、これらの機能に共通する条件として案内されています。まず4点を順に確認し、直らなければ機能ごとの追加条件(後半の表)を見てください。

なお、ユニバーサルクリップボードは、Handoffがオンであることが前提です。「クリップボードだけ動かない」場合も、最初にHandoffの設定を見直す価値があります。

まず確認する4つの共通条件

Wi-FiとBluetoothを両方オンにする

片方のデバイスだけでなく、つなぎたいデバイスすべてで、Wi-FiとBluetoothの両方をオンにします。どちらか一方がオフだと、デバイス同士が互いを見つけられません。

同じApple Accountでサインインする

Handoffとユニバーサルクリップボードは、同じApple Accountでサインインしているデバイス同士で動きます。iPhoneは仕事用、Macは別のアカウント、というように分かれていないか、設定の一番上に表示されるアカウント名を見比べてください。

Handoffをオンにする

Handoffは通常オンですが、設定で切れている場合があります。場所は次のとおりです。メニュー名はOSのバージョンによって少し異なります。

デバイス設定の場所
Macシステム設定 → 一般 → AirDropと連係 → 「このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可」
iPhone・iPad設定 → 一般 → AirPlayと連係 → Handoff
Apple WatchiPhoneのWatchアプリ → 一般 → Handoffを有効にする

ユニバーサルクリップボードにはこの設定が必要です。ここがオフのままなら、他の条件が揃っていても動きません。

デバイスを約10m以内に置く

Handoffもユニバーサルクリップボードも、デバイス同士が互いに約10m以内にあることが条件です。別の部屋に置いたiPadなどは、条件を満たしていない可能性があります。

お使いのMac・iPhone・iPadの組み合わせとOSで、どの連携機能が使えるのかを先に確認できます。

連携機能診断で使える機能を確認する

機能ごとの追加条件はこう違う

4つの共通条件のほかに、機能ごとの条件があります。

機能共通条件Handoffの設定追加で見る点
Handoff必要必要元の端末のロック解除、対応アプリ
ユニバーサルクリップボード必要必要コピー後の経過時間、コピー内容
AirDropWi-Fi・Bluetooth・距離不要受信設定、インターネット共有

AirDropは、同じApple Accountでなくても使えます。そのかわり、相手側の受信設定が重要になります。

Handoffだけ動かないとき

共通条件に加えて、Appleの案内では次の点が前提です。

  • 引き継ぎ元のデバイスのロックが解除され、作業中のタスクが表示されている
  • 使っているアプリがHandoffに対応している

Handoffに対応していないアプリでは、そもそも引き継ぎの候補が出ません。まずはSafariやメモなど、Apple純正アプリで試すと切り分けやすくなります(これは私の提案する切り分け方法で、Appleの手順ではありません)。

ユニバーサルクリップボードがペーストできない?

Appleの案内にある特徴を、先に押さえておきます。

  • コピーした内容を使えるのは、短い時間だけ
  • 向いているのは、少量のテキストや選択した画像
  • 複数のファイルをまとめて渡す用途には向かない

コピーしてから時間が空いたり、大きなファイルをコピーしたりすると、ペーストできないことがあります。動かないときは、コピーした直後に別のデバイスでペーストし直してください。それでも動かなければ、共通条件の4点を確認し、デバイスを再起動してから再度試します。

AirDropの相手が表示されない?

AirDropで相手が見つからないときは、共通条件のうち「Wi-FiとBluetooth」と「約10m以内」に加えて、次の2点を確認します。

  • インターネット共有(テザリング)をオフにする。どちらかのデバイスでオンになっている場合は、オフにしてから試します(iPhoneの案内)。
  • 受信側の受信設定を見直す。受信設定が「連絡先のみ」の場合、送る側が受信者の連絡先に登録され、そのカードにApple Accountのメールアドレスか電話番号が入っている必要があります(Macの案内)。

連絡先に登録していない相手とやり取りするなら、受信側で「すべての人(10分間のみ)」を選びます。この設定は10分後に元に戻ります。Apple Accountにサインインしている場合は「連絡先のみ」、サインインしていない場合は「受信しない」に戻る仕様です。

Macでは、コントロールセンターのAirDropアイコンが青色ならオンです。

古いデバイスやOSでは、そもそも使えない

設定が合っていても、デバイスやOSが古いと機能に対応していないことがあります。Appleのシステム条件によると、主な最低条件は次のとおりです。

機能iPhone・iPadMac
HandoffiOS 8以降(iPadOSは全バージョン)OS X Yosemite 10.10以降、2012年以降発売のモデルなど
ユニバーサルクリップボードiOS 10以降(iPadOSは全バージョン)macOS Sierra 10.12以降

2台のMac間でファイルを丸ごとコピーする場合は、両方にmacOS High Sierra 10.13以降が必要です。対象機種の細かい一覧は、Appleのシステム条件ページに載っています。

手持ちの組み合わせでどの機能が使えるかは、連携機能診断でも確認できます。

それでも直らないときの順番

条件が合っているのに動かないときは、次の順番で試してください。

  1. 両方のデバイスを再起動する(Appleのユニバーサルクリップボードとmacの案内にも載っています)
  2. Wi-FiとBluetoothを一度オフにして、オンに戻す
  3. Handoffの設定を一度オフにして、オンに戻す
  4. 両方のデバイスで、サインインしているApple Accountを再確認する

2〜4はAppleのページに書かれた手順ではなく、一般的な切り分けとして私が挙げたものです。Apple Accountのサインアウトは、データの扱いを確認してから行ってください。

これでも直らない場合、デバイス自体が古くて対象外になっている可能性があります。

使っているMac・iPhone・iPadが、あと何年OSの更新を受けられるかも確認できます。

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参考にした公式情報

この記事について

Apple製品KASHIWAGI公開日:2026/10/6