「いつまで使える」を調べる3つの方法。Apple公式情報の探し方
Apple製品の「いつまで使えるか」は、1つの期限では決まりません。公式情報を次の3つに分けて見ると、自分の機種の状況が分かります。
- 修理の期限:Appleの「ビンテージ製品・オブソリート製品」の一覧で確認する
- OS更新の状況:Appleの「セキュリティリリース」一覧で、自分の機種が更新対象に載っているかを見る
- 新OSの対応機種:OSの公式発表で、自分の機種が対象に入っているかを見る
この3つは別々の仕組みです。1つだけ見て「まだ大丈夫」「もう終わり」と判断しないのが、いちばんの注意点です。
調べるのは3か所。見るものと分かることの違い
| 方法 | 見る場所 | 分かること |
|---|---|---|
| ① 修理の期限 | ビンテージ/オブソリート製品のページ | 修理や部品の提供が続くか |
| ② OS更新の状況 | セキュリティリリース一覧 | 自分の機種に更新が出ているか |
| ③ 新OSの対応 | OSの公式発表 | 新しいOSや機能が使えるか |
どれも一次情報(Apple自身が出している情報)なので、まとめサイトの表より優先して確認できます。
自分の機種の発売時期やOSの対応期間から、あと何年使えそうかをまとめて見たい方へ。
ビンテージとオブソリートは、修理の期限を示す
Appleは、販売店への供給を止めた日からの年数で、製品を2つに分類しています(「ヴィンテージ」と表記されることもありますが、公式ページの表記は「ビンテージ」です)。
| 区分 | 供給停止日からの年数 | 修理・部品 |
|---|---|---|
| ビンテージ | 5年以上7年未満 | 部品の在庫次第で、最長7年まで修理できる場合がある |
| オブソリート | 7年以上 | Appleはハードウェア修理を行わず、部品も発注できない |
起点は「発売日」ではなく「販売店への供給を停止した日」です。販売が長く続いた機種は、発売日から数えるより期限が後ろにずれます。自分で年数を計算するときは、その点に注意してください。
Macノートのバッテリーは例外がある
Macのノートブックは、部品の在庫があれば、供給終了日から最長10年までバッテリー交換を受けられる場合があります。この例外はオブソリート製品にも適用されます。
Apple Watchは受付先が限られる
Apple Watchのビンテージ製品は、Apple Storeでのみ修理を受けられます。国や地域の法律、部品の制限によって、修理できない場合もあります。
自分の機種が該当するかの調べ方
- 機種を特定します。iPhoneはiPhoneのモデルを識別する、iPadはiPadのモデルを識別する、Apple WatchはApple Watchのモデルの調べ方が公式の案内です。
- ビンテージ製品とオブソリート製品の公式ページで、Mac・iPhone・iPadなど製品ごとの一覧を開き、機種名を探します。
- ビンテージ一覧にあれば「修理できるうちの最終期」、オブソリート一覧にあれば「修理の対象外」と読み取れます。どちらにもなければ、通常の修理対象です。
OS更新の有無は、セキュリティリリース一覧で分かる
2つ目は、Appleのセキュリティリリース一覧です。iOS、iPadOS、macOS、watchOSなどの更新が、新しい順に並んでいます。
表は3列で、次のように読みます。
- 名前と情報リンク:更新の名称と、詳細ページへのリンク
- 対象:その更新が対応する機種や、macOSのバージョン
- リリース日:公開された日
自分の機種のOSで、最近の更新が出ているかを見てください。古い世代のOS向けにも、一部の機種へ更新が続いている様子を確認できます。
このページには「サポート対象」「サポート終了」と明記した欄がありません(確認した時点)。そのため、更新が出ているかどうかで判断することになります。また、iOS・iPadOS・watchOSなどは、一度更新すると古いバージョンへ戻せないと案内されています。更新前に、使っているアプリが対応しているかを確かめておくと安心です。
新OSの対応機種は、OSの公式発表で確認する
3つ目は、新しいOSが出たときの公式発表です。機能ごとに対象機種が分かれることもあります。たとえば2026年9月のAppleのニュースでは、Apple IntelligenceとSiri AIの対応機種が、iPhone・iPad・Mac・Apple Watchごとに挙げられています。
OSそのものが入っても、新機能が使えない機種はあります。「OSが入る」と「目当ての機能が使える」は別に確認してください。
Mac・iPad・iPhone・Apple Watchを組み合わせて使っている場合は、片方のOSが古いだけで連携機能が使えなくなることがあります。その確認には、連携機能診断が使えます。
修理が終われば、OS更新も終わる?
2つの期限は別の仕組みです。確認した範囲では、公式ページに両者の関係を説明した記載はありません。
- 修理の期限は、供給停止日からの年数で決まる
- OS更新は、Appleが機種ごとに更新を出すかどうかで決まる
そのため、修理は終わっているがOSの更新はまだ出ている、あるいはその逆の状態も起こり得ます。買い替えを考えるときは、両方を見たうえで、使い方に必要な期限が残っているかを基準にするのが現実的です。
3つを確認しても、残り年数は自分で出す必要がある
ここまでの公式情報は、「今の状態」を示すものです。「あと何年使えるか」という将来の予測は、Appleが示していません。バッテリーの劣化や、使うアプリの要件も影響します。
発売時期、OSの対応期間、バッテリーの状態をまとめて見ると、判断しやすくなります。
手持ちの機種を選ぶだけで、あと何年使えそうかを確認できます。