
一人暮らしをする中で、やはり騒音トラブルは悩みの種ではないでしょうか。
私も壁が薄くて有名な某マンションに住んで、かれこれ4年になります。
当初はかなりストレスを感じていましたが、効果的な対策を講じたことでストレスも解消されました。今回は、その中で培った隣人との音漏れ対策を10選紹介します。
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私の現在の住処と隣人の音漏れ問題
私は現在、壁が薄くて有名な某マンションにかれこれ4年程住んでいます。
隣人の入れ替わりは3人ほど経験しています。壁は薄く、テレビの音、くしゃみ、トイレ、生活音、今何をしているのか予想出来るほど聞こえてきます。こんな場所に住み続ける理由は、一つ『立地の良さ』ですね。これが私の住み続ける理由になります。
徒歩10分圏内に全てが揃う。これが引越ししない理由です。あと慣れました。
壁が薄い賃貸で出来る音漏れ対策に効果はある?
結論から言うと、あります。
ただ前提として家賃4万円の壁が、家賃100万の壁にはならないということはご理解ください。
限度はあります。
しかし、この対策によってある程度の効果は保証できます。防音面、精神面ともに良くなることは、私の対策結果から実証しています。
費用(予算)はいくら必要?
2千円〜4万円ほど
私の場合は3万円程度です。しかし対策など、すればするほどお金はかかるのではっきりと断定することはできないので参考程度にしてください。
ですが低予算でも、的確な対策をすれば価格以上の効果が得られるため、より吟味しながら自分に合った対策を講じてください。
音漏れの種類と原因(話し声など)
賃貸住宅で発生する音漏れには、主に以下の種類があります。
- 生活音:テレビや音楽の音、話し声、足音、掃除機の音など、日常生活の中で発生する音
- 衝撃音:ドアの開閉音、家具の移動音、飛び跳ねる音など、強い衝撃によって発生する音
- 振動:洗濯機や乾燥機の振動、エレベーターの振動など、建物全体を揺らす振動
他にも様々な要因が考えられます。これらの騒音の種類や原因を理解することで、適切な音漏れ対策をすることが出来ます。
賃貸の壁に出来るおすすめの音漏れ対策10選!!
1. 遮音材・遮音シートを壁に設置する
やはり確実に手っ取り早く騒音対策をするには遮音材を壁側に設置するのをお勧めします。私の場合、賃貸で壁に細工をできないので、悩みましたが、突っ張り棒を利用することでこの問題を解決しています。
複数の突っ張り棒の上部に遮音シートの一部を挟み、上から下へ垂らすことで遮音シートを壁側に設置しています。そして遮音シートに対して上から吸音材を両面テープで設置しています。
突っ張り棒はしっかりと固定し、できれば2人以上で作業をすることをお勧めします。私は1人で作業しましたがかなり時間と労力を使いました。
効果はどのくらいある?
体感30%ほどは音が止んだと感じています。
設置当初は効果が実感できなかったのですが、ふと気づいた時に隣人の些細な生活音が聞こえなくなっていることに気づきました。話し声は体感30%ほど軽減したと感じています。
2. 吸音材を設置する
定番ですが吸音材も設置して良かったと感じています。私の場合これは正しい利用方法とは異なる使い方をしています。本来吸音材は自分の音を抑えるために利用されますが、今回は隣人の騒音を抑えたかったため、吸音材を自分向きにでなく、隣人向きに設置しています。『壁(隣人側)→吸音材→遮音シート』順の2層構造で設置しています。
効果はどのくらいある?
体感50%ほどは音が止んだと感じています。
今回は、吸音材と遮音シートの組み合わせをお勧めします。吸音材のみですとあまり効果は実感できなかったのですが遮音シートを組み合わせることで、この対策は目に見えて効果が実感できます。
※注意:吸音材と遮音シートは違います。吸音材は音が響くのを抑え遮音シートは音を遮断します。
3. ホワイトノイズマシンを設置する
隣人のテレビの音はホワイトノイズマシンの導入で、確実に対策できたと感じています。ホワイトノイズマシンはスピーカーのような製品からノイズを発生させることによって雑音等を消す効果があります。正直話半分お試しで導入したのですが、明確に隣人のテレビの音が聞こえなくなったのでこれは騒音対策にかなり有効だと感じています。
効果はどのくらいある?
体感60%ほどは音が止んだと感じています。
ホワイトノイズマシンの導入によって隣人のテレビの音や、睡眠時に耳をすませば聞こえてくる小さな音が聞こえなくなったため、かなりオススメの対策の一つです。

4. 厚いカーテン・遮音カーテンを設置する
私の場合、壁側の上部に突っ張り棒を設置して遮音カーテンを設置しています。遮音シートや吸音材に比べ安価で大部分をカバーすることができます。私は1枚ですが、おすすめは2枚重ねで設置することをおすすめします。
効果はどのくらいある?
体感30%ほどは音が止んだと感じています。
遮音カーテンの裏側で音楽を流せば目に見えて効果が実感できるとおりの防音性があり、かつ簡単に設置することができるのでこれもオススメの対策の一つです。
5. 本棚や家具の配置
本棚や家具の配置でも騒音対策はできます。私の場合ですが、本棚を壁側に配置しベットを壁側から少し離した場所に配置しています。壁側に近づけば近づくほど騒音は聞こえてくるものなので、間に家具を配置するのは有効と言えます。ベットは壁に沿うように配置するのが一般的ですが、騒音対策のために壁側から少し離した場所に配置するのもいいと思います。
効果はどのくらいある?
体感10%ほどは音が止んだと感じています。
大きな差は感じられませんが、防音対策にはなるのではと思います。壁側に近づけば近づくほど騒音は聞こえるため物理的に障害物を置くのも一つの手だと感じ取れます。

6. 音楽やテレビを流す
これも実に効果的な騒音対策だと実感しています。テレビの音によって騒音は感じられなくなります。集中したいときには作業用BGMなどを流すこともあり、音には音で対抗します。実に原始的な方法ですが、手段の一つとして目に見えて効果があるので、その場に応じてためしてみる事をお勧めします。
効果はどのくらいある?
体感80%ほどは音が止んだと感じています。
隣人の話し声や、予期せぬ騒音に大変有効な対策であります。また騒音に悩み精神的に疲れた場合などにもオススメの対策です。
7. 耳栓・イヤホン・ヘッドホン・ノイズキャンセリングを使う
まず耳栓は、睡眠時によく利用しています。イヤホンやヘッドホンのように充電を必要としないため、気軽に使用できる点がかなり気に入っています。
一時的に集中したい時などは、イヤホンとヘッドホンのノイズキャンセリング機能もお勧めします。現在の技術力は目を引くものがあり、一万円以下でも高機能なノイズキャンセリング機能付きイヤフォンも販売されています。
効果はどのくらいある?
体感90%ほどは音が止んだと感じています。
大きな音でない限り聞こえる騒音はなくなります。自分だけの無音の空間が作れるため、最も効果的な対策の一つと実感しています。

8. 隣人と仲良くなる
これは人それぞれですが、私の場合は隣人と揉めるのは避けたかったので仲良くなる事に焦点を当てました。隣人に挨拶をし、その際に色々話すなどをして友好な関係を築きました。これで得られる結果は、『お互いこんな音は気をつけよう』や、『仕事柄この音はどうしても防ぎようがない』などを知れることで精神的にもかなり楽になります。
効果はどのくらいある?
体感30%ほどは音が止んだと感じています。
お互いを尊重し合うので自ずと騒音は少なくなります。『ドン』と音が鳴っても、これはあの時話したあの音なんだなと不安にならずに済むようになり騒音問題でイライラすることがなくなりました。
9. 話し合いをする
これも人それぞれですが、私の場合はまず話し合いをしました。隣人にインターフォンから『騒音について聞きたいのですが』と話しかけ、お互いにどんな音が聞こえるかや、こんな音はしょうがないなどお互いに譲歩し合うことで自ずと友好的な関係を築くことができます。
効果はどのくらいある?
体感40%ほどは音が止んだと感じています。
私の場合、壁側から隣人のテレビの音がまる聞こえだったのですが、壁側から移動してもらったのか音は聞こえなくなりました。また、騒音の原因を知れることは有効な騒音対策になり得ます。

10. 管理会社に連絡をする
あまりにも酷い場合は、管理会社に連絡する事をお勧めします。最初の頃、私も管理会社に連絡しましたが張り紙だけで『最近隣人間のトラブルがあります〜』と言った紙が張り出されるだけなので何の効果もありませんでしたが、しっかりと対応してもらえる管理会社もあると思います。
その際は、音の録音や時間帯などを保存しておくと、円滑に対応できます。
音漏れ対策の必要性と得られる効果
1. 快適な生活環境の確保
騒音は眠りを妨げ、集中力を削ぎ、ストレスを引き起こす要因となります。防音対策を施すことで、静かで快適な居住環境を確保し、日常生活の品質を向上させることができます。
2. 健康への影響の軽減
持続的な騒音への曝露は、心理的なストレスや身体的な健康への悪影響をもたらす可能性があります。防音対策を行うことで、睡眠の質が向上し、ストレスや不安の軽減につながることが期待されます。
3. 隣人間の関係改善
騒音問題は隣人間の関係を悪化させる原因となります。防音対策を行うことで、隣人への配慮を示し、良好なコミュニケーションを促進することができます。
4. 音の漏れを防止
賃貸住宅では、壁や床などの構造が薄く、音が漏れやすい場合があります。防音対策を施すことで、音の漏れを防止し、プライバシーを保護することができます。
5. 快適な作業環境の確保
在宅ワークや趣味の時間を過ごす際にも、静かな環境が重要です。防音対策を施すことで、集中力を維持し、生産性を向上させることができます。
音漏れ対策(DIY)時の注意点
1. 原状回復義務
賃貸住宅では、退去時に原状回復する義務があります。そのため、防音対策を行う際は、原状回復が可能な方法を選ぶ必要があります。
2. 防音効果
防音対策には、さまざまな方法がありますが、すべての方法で完璧な防音効果を得られるわけではありません。防音対策を行う前に、期待できる防音効果をしっかりと理解しておきましょう。
3. 費用
防音対策には、費用がかかります。防音対策を行う前に、予算をしっかりと立てておきましょう。
4. 周囲への配慮
防音対策によっては、周囲への音漏れが大きくなる場合があります。防音対策を行う前に、周囲への配慮を忘れずにしましょう。
具体的な注意点
壁
- 防音シートや吸音材を貼る場合は、壁に穴を開けたり、接着剤を使用したりしない方法を選びましょう。
- 家具の配置を変える場合は、床に傷をつけないように注意しましょう。
床
- 防音マットを敷く場合は、床暖房を使用している場合は使用できない場合があります。
- カーペットを敷く場合は、ダニやカビが発生しないように注意しましょう。
窓
- 防音カーテンや内窓を設置する場合は、採光を妨げないように注意しましょう。
その他
- ドアの隙間対策を行う場合は、ドアの開閉に支障が出ないように注意しましょう。
壁が薄い賃貸でのストレスとその対策
壁が薄い賃貸物件に住んでいると、日常生活でさまざまなストレスを感じることがあります。隣人の生活音や話し声がはっきりと聞こえてしまうと、自分のプライバシーが守られていないように感じることも少なくありません。このような環境では、リラックスすることが難しく、特に夜間の睡眠に悪影響を及ぼすことがあります。
壁が薄いことで感じるストレスを軽減するためには、防音や遮音対策が必要です。例えば、防音カーテンや吸音パネルを設置することで、外部からの音をある程度遮断することができます。また、防音シートを壁に貼ることで、隣室からの音漏れを防ぐことができます。これらの対策を組み合わせることで、少しでも静かな環境を作り出すことが可能です。
さらに、ホワイトノイズマシンを使用することも効果的です。ホワイトノイズは背景音として機能し、外部の雑音をかき消す効果があります。これにより、集中力を高めたり、安眠を促進したりすることができます。
壁が薄い賃貸物件に住むことで感じるストレスは、適切な対策を講じることで軽減できます。自分に合った方法を見つけ、快適な住環境を整えましょう。
まとめ
騒音はやはりストレスが溜まります。早期解決が望ましいですが、そううまくいくものでもないため、自分にできる事を見直し、実行することで少しずつ対策するしかないのでしょう。