「Macは高い」と感じている人は少なくありません。
特に、Windowsパソコンの価格と比べたときの初期費用の差は大きく、購入をためらう理由になることもあります。
しかし、Macは長期的に使える耐久性の高さや、5年後でも高く売れるリセールバリューを考えると、単純に「高い=損」というわけではありません。実際、私自身がMacBook Proを5年間使った経験では、結果的にコスパが高い投資だったと感じています。
この記事では、Macの価格・寿命・維持費・下取り価格といった要素を整理し、Windowsとの比較も交えながら、Macが本当に高いのか、長期利用でどのくらい得なのかを解説します。さらに、Macをお得に購入する方法や外部ストレージを活用した節約術も紹介します。
Macの購入を迷っているiPhoneユーザーや、Windowsから乗り換えを考えている方は、この記事を読めば判断基準がはっきりするはずです。
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1. Macは高いのか?価格の印象と実際の購入価格の現状
MacBookやiMacは「高い」という印象を持たれがちです。特にWindowsパソコンの価格と比べると、その差は歴然としているように見えます。では実際の価格はどうなのでしょうか。
Macの価格帯を整理
2025年現在、MacBook Airの標準モデルは約16万円前後、MacBook Proは20万円を超えるモデルが中心です。一方、Windowsパソコンは10万円以下でも十分使えるモデルが多く、「Macは高い」というイメージを持たれる大きな要因となっています。
以下は代表的なモデルの価格帯です(目安):
製品名 | 価格帯(2025年時点) |
---|---|
MacBook Air | 約16〜18万円 |
MacBook Pro | 約22〜28万円 |
iMac 24 | 約20〜27万円 |
高く見える理由は初期費用の差
Macはストレージやメモリの増設が購入時に限られるため、最初からスペックを上げるとさらに価格が上がります。Windowsのように後からパーツを安価に追加できない点も、価格が高いと感じる一因です。
しかし、価格だけでコスパを判断するのは危険です。Macには寿命が長い・OSのサポート期間が長い・高額で売却できるという特徴があります。次の項目で詳しく解説します。
2. Macの寿命と耐久性は?平均使用年数から見るコスパの高さ
Macが高いと言われる一方で、寿命の長さや耐久性の高さはユーザーから評価されています。5年以上使っている人も珍しくなく、長期利用を前提に考えるとコスパが見えてきます。
Macの平均使用年数は5〜7年
Appleは公式にOSのサポート期間を公表していませんが、実際のところ5年以上アップデート対象となるモデルが多いです。私自身もMacBook Proを5年間使いましたが、パフォーマンスの低下は最小限で、最新のOSにも問題なく対応していました。
Windowsパソコンは3〜5年でパフォーマンス低下を感じるケースが多く、サポート期間も短めです。長く快適に使えるという点では、Macの方が有利といえるでしょう。
耐久性が高い理由
- アルミユニボディで筐体が頑丈
- macOSがハードウェアに最適化されており動作が軽快
- バッテリーやキーボードの品質が高く、トラブルが少ない
これらの要素が寿命の長さにつながっています。
長期利用でのコスパ評価
例えばMacBook Airを16万円で購入し7年間使えたとすると、年間約2.2万円のコストです。3年で買い替える10万円のWindowsパソコンよりも、結果的にコスパが高くなるケースも多いのです。
3. 維持費・ランニングコストの違い(修理費用・ソフト代・周辺機器)
Macは初期費用が高いだけでなく、「修理費用やソフト代も高そう」という印象を持つ人が多いかもしれません。ここでは、実際のランニングコストを整理します。
修理費用:AppleCare+の有無で大きく変わる
Macの修理費用は決して安くありません。ディスプレイやロジックボードの交換となると数万円単位になることもあります。
ただし、AppleCare+に加入していれば、2〜3年間は安価に修理できるため安心です。
修理費用の目安(例:MacBook Pro)
故障内容 | AppleCare+未加入時 | AppleCare+加入時 |
---|---|---|
ディスプレイ破損 | 約5〜7万円 | 約1.2万円 |
バッテリー交換 | 約3〜4万円 | 無料 |
AppleCare+の加入は追加費用がかかりますが、長期利用を考えるなら入っておく方が結果的にコスパが良いケースが多いです。
ソフト代:無料アプリが豊富でコストを抑えやすい
Macには標準でPages、Numbers、Keynoteといったオフィス系ソフトが付属しています。これらで十分な人も多く、Windowsのように別途Officeを購入しなくてもいい点は大きなメリットです。
動画編集ソフト「iMovie」や音楽制作ソフト「GarageBand」も標準搭載されており、初心者であれば追加費用ゼロでクリエイティブ作業を始められます。
周辺機器:USBハブや外付けストレージが必須になることも
MacBookシリーズはポートが少ないため、USBハブや外付けストレージが必要になることがあります。
想定される追加費用の例
- USB-Cハブ:5,000〜8,000円
- 外付けSSD(1TB):1〜1.5万円
この点はWindowsノートよりも費用がかかりやすい部分です。ただし、後述する高いリセールバリューを考慮すれば、全体のコストは抑えられる可能性が高いです。
4. Macのリセールバリューは高い!中古市場での価値推移を検証
Macは中古市場での人気が高く、5年使っても高額で売れるのが特徴です。これはWindowsパソコンにはない大きな強みといえます。
中古市場での価格推移の例(MacBook Air 13″)
購入からの経過年数 | 中古買取価格の目安 |
---|---|
1年 | 購入価格の70〜80% |
3年 | 購入価格の50〜60% |
5年 | 購入価格の30〜40% |
※モデルや状態によって変動しますが、5年使っても3〜5万円で売れるケースが多いです。
なぜMacはリセールバリューが高いのか?
- Apple製品全体の人気が高く、中古需要が安定している
- OSサポート期間が長く、古いモデルでも使い続けられる
- デザインが大きく変わらず、見た目の劣化が少ない
これらの理由から、購入価格の30〜40%が戻ってくると考えると、実質的なコストは大きく下がります。
リセールバリューを活かすポイント
- 本体や付属品をきれいに保管しておく
- 新モデルが出る前に売却する(価値が下がりにくい)
- Apple公式の下取りプログラムやフリマアプリを活用する
5. MacとWindowsのコスパを徹底比較【長期使用視点】
MacとWindowsパソコンを比べると、購入価格はどうしてもMacが高く見えます。しかし、長期使用を前提にトータルコストを計算すると結果は大きく変わることがあります。
5年間使用した場合のコスト比較例
項目 | MacBook Air (約16万円) | WindowsノートPC (約10万円) |
---|---|---|
初期費用 | 160,000円 | 100,000円 |
平均寿命 | 5〜7年 | 3〜5年 |
買い替え回数(5年) | 1回 | 1〜2回 |
5年後の下取り価格 | 約5万円(30%前後) | 約1万円以下 |
実質総コスト | 約11万円 | 約10〜19万円 |
Windowsパソコンは初期費用こそ安いですが、3〜4年で性能の低下やバッテリー劣化が目立ち、買い替えが必要になるケースが多いです。一方、Macは5年以上快適に使えるモデルが多く、5年後に高く売れるため実質的なコストは低く抑えられます。
パフォーマンスの安定性もコスパに直結
MacはハードとOSの最適化が進んでいるため、長期間にわたって動作が安定しています。Windowsパソコンは機種によって当たり外れがあり、年数が経つと動作が重くなる傾向があります。
長期使用前提で考えるなら、Macの方が結果的にコストパフォーマンスが高くなるケースが多いと言えます。
6. 5年使ったからわかる!Macをお得に買う方法と買い替えタイミング
Macを安く購入したい、できるだけお得に使いたいという方のために、長期利用者の経験をもとにポイントをまとめました。
お得に買う方法3選
- Apple公式の整備済製品を狙う
- 新品同様のMacを15%前後安く購入できる
- 保証も新品同様で安心
- 学割・セール時期を活用する
- Apple公式の学生・教職員向けストアは常時割引
- 家電量販店のセールやポイント還元を狙うのも有効
- 下取りプログラムやフリマアプリを活用する
- Apple公式の下取りプログラムで古いMacを売却
- 状態が良ければフリマアプリの方が高く売れる
買い替えタイミングの目安
- OSアップデートのサポート終了が近い時
サポートが切れるとセキュリティリスクが上がるため、買い替え検討のサインです。 - 大幅なモデルチェンジ直後
新モデル発売後は旧モデルの価格が下がる傾向があります。性能が大きく変わらない場合、型落ちを狙うとお得です。 - 性能不足やバッテリー劣化が顕著になった時
無理に延命せず、使いやすさとコストを天秤にかけて判断するのが合理的です。
長期利用のコツ
- ケースやキーボードカバーで本体をきれいに保つ
- バッテリーの過放電・過充電を避ける
- 不要になったら早めに売却して高値を狙う
7. MacBookの本体価格を節約する外部ストレージの選択肢
MacBookの購入時にストレージ容量を増やそうとすると、価格が一気に上がるのが悩みどころです。例えば512GBから1TBにするだけで数万円の追加費用がかかることもあります。そこでおすすめなのが、外部ストレージを活用する方法です。
外部ストレージを使うメリット
- 本体価格を抑えられる
- ストレージ増設分の高額なオプション費用を避けられる
- 用途に応じて使い分けできる
- 作業用は本体、写真や動画は外部ストレージに保存といった使い方が可能
- 買い替え時もそのまま使える
- Macを買い替えてもストレージを引き続き利用できる
おすすめの外部ストレージタイプ
- 外付けSSD
軽量で持ち運びやすく、高速転送が可能。1TBでも1.5万円前後で購入できる。 - ポータブルHDD
SSDより価格は安いが、速度は劣る。大容量データの長期保存向け。 - NAS(ネットワークHDD)
自宅のWi-Fi経由で複数のデバイスからアクセスできる。家族で共有するなら便利。
ポイント
- 購入時は最低限のストレージ容量(例:256GB)に抑える
- 外部ストレージを必要に応じて追加することでMacBookの本体価格を大幅に節約できる
まとめ
Macは購入時の価格だけを見ると確かに高く見えます。しかし、長期使用できる耐久性、5年後でも価値が残るリセールバリュー、Windowsより安定したパフォーマンスを考えると、トータルでのコスパはむしろ高いと言えます。
さらに、整備済製品・学割・型落ちモデルを活用した購入や、外部ストレージを使ったストレージ容量の節約を組み合わせれば、初期費用も抑えることが可能です。
Macは高い買い物ですが、購入方法と使い方を工夫するだけで、長く快適に使える資産となります。もし購入を迷っているなら、5年先までのコストと価値を一度計算してみてください。 「高い」と思っていたMacの見方がきっと変わるはずです。